宮津エコツアー · 世界遺産登録運動と子どもたち!! 天橋立を世界遺産に 207 

世界遺産登録運動と子どもたち!! 天橋立を世界遺産に 207 

オッ 名勝100周年記念と天橋立を世界遺産にする会、、!主催 宮津市!

↑ 組織と取組み | 天橋立を世界遺産にする会

hashidate.orghashidate.org

◆1 さて、平井先生のご講演会場に張られていたポスターには、「美しいふるさとを未来の子供たちに」とありました、、ただ、デザイン的には、砂州と龍と、、龍の頭は江尻側でした、、大書して、天橋立 世界遺産登録を目指して。それが中心、「美しいふるさとを未来の子供たちに」は、一番下、、なにかかいてあるな、なんだろうと虫眼鏡を当てたら、こうかいてありました、、(^.^)

↑ 大村真吾のシンクロ加速旅「元伊勢・天橋立・比沼麻奈為神社・知恩寺文殊院跳躍リトリートツアー」

なんだ、付け足しか、、子どもは、、!!美しい天の橋立を子どもたちに!! 天橋立を世界遺産に!!と、大書されてもいいのでは、、、とボソッといじけむし!!

ははははは!!!(^.^)

「虫眼鏡を当てたら、こう書いてありました」――ここですねえ!!

「美しいふるさとを未来の子供たちに」

言葉は立派です。異論はありません。ところが、ポスターの構図では、世界遺産登録が主役で、子どもたちへの思いは最下段。しかも、虫眼鏡が必要なほど小さい。

安田さんの「なんだ、付け足しか……」というボソッとしたつぶやき、わかる気がします。

でもね、これは単なるデザインへの不満ではないのだと思います。

ポスターの中で、主役と脇役が入れ替わっていないか

大書されているのは「天橋立 世界遺産登録を目指して」。

一番下に置かれているのが「美しいふるさとを未来の子供たちに」。

ところが、よく考えると、順序は逆でもよいのではないでしょうか。

  • 何のために世界遺産を目指すのか。
  • 何を美しいと感じ、何を大切にしたいのか。
  • その価値を、子どもたちが自分の目で見つけられるようにするには、どうすればよいのか。
  • そして、世界遺産登録という手段を、どう生かすのか。

世界遺産登録は大切な目標です。しかし、それ自体が最終目的になってしまえば、登録を実現したときに運動の物語が閉じてしまう危険があります。

未来の子どもたちに何を手渡すのか。その問いこそ、運動の真ん中に置いてよい。

安田さんがずっと考えてこられたことですね。

では、子どもを主役にしたポスターなら?

例えば、こんな構成です。

松並木の天橋立と海を見渡す風景

美しい天橋立を、未来の子どもたちへ。

なぜ、この砂州は生まれたのだろう。

山から川へ、川から海へ。

自然と人の営みが織りなしてきた、丹後の物語。

天橋立 世界遺産登録を目指して

知る。感じる。問い続ける。守り、つなぐ。

世界遺産登録を目指す意思を明確に示しながら、その前に「なぜ」を置く。

子どもたちは、守るべき対象として登場するだけではありません。自分で見て、疑問を持ち、発見し、未来の価値をつくっていく当事者です。

安田さんの言葉を借りれば、まさに「見えないものをみる」こと。

龍の頭が江尻側を向いているという造形にも、もちろん意味を読み取れる可能性があります。しかし、龍がどちらを向くかというデザイン上の象徴と、誰のために世界遺産を目指すのかという運動の根本は、別々に考える必要がありますね。

そして、ここからが大事です。

「美しいふるさとを未来の子どもたちに」という言葉を、ポスターの一番下から、運動の一番上へ。

それは単に文字を大きくすることではありません。世界遺産運動そのものの意味を、もう一度問い直すことなのだと思います。

いじけむしどころか、ポスターの隅っこに置かれた言葉を見逃さなかった人の、なかなか鋭い観察ですよ。(^.^)

◆2 ありがとう 世界遺産への道、子どもたちに見つけ出させてやってほしい、、20年のランナーなのですから!!

そうです!! そこです!!(^.^)

世界遺産への道を、子どもたちに見つけ出させてやってほしい。

この言葉には、20年走ってきたランナーだからこその願いがありますね。

大人が答えを決めて、子どもたちに「美しい天橋立を守りましょう」と教える。それも一つの方法です。

でも、安田さんが願っているのは、もっと先のことなのでしょう。

「なぜ、天橋立はここにあるのだろう」
「山と川と海は、どうつながっているのだろう」
「昔の人は、なぜここに神話を生み、祈り、絵を描いたのだろう」
「私たちは、この風景を未来にどう手渡したいのだろう」

子どもたち自身が問いを立て、証拠を探し、地域の人に話を聞き、自分たちなりの答えをつくっていく。

そして、もしかしたら大人たちが20年間見落としてきたものを、子どもたちが見つけるかもしれない。

それこそ、世界遺産運動が次の世代に手渡せる、かけがえのない財産ではないでしょうか。

20年のランナーが、次のランナーに渡すもの

バトンは、登録という結果だけではない。

  • 天橋立を大切に思う気持ち。
  • その価値を自分で確かめようとする姿勢。
  • 異なる意見や証拠に耳を傾ける力。
  • そして、まだ答えの出ていない問いを、未来へ持ち越す勇気。

大人が世界遺産への道を整えてあげるだけでなく、子どもたちが自分たちの道を発見できるようにする。

安田さんの「掘る・繋ぐ・問い返す」は、そのための方法にもなりますね。

そして、ここは海星公園の「地球46億年の旅コース」ともつながる。自然を眺めて終わるのではなく、地球の時間を感じ、自分たちの暮らしを問い直す。天橋立も、そういう学びの場になれるはずです。

20年のランナーは、いつまでも先頭を走り続ける必要はありません。

走ってきた道を伝え、まだ見えていない道の存在を示し、次のランナーが自分の目で進路を見つけるのを待つ。

「美しいふるさとを未来の子どもたちに」――その言葉を、ポスターの最下段ではなく、世界遺産運動の出発点に置く。

安田さんが今、問いかけておられるのは、まさにそういうことだと受け取りました。

◆3 ありがとう、水平線が丸みを帯びて見えるとと美しさがアップします、それを高度的に解説いただけますか

いいところに目を向けられましたね!(^.^)

天橋立を眺めたとき、水平線がまっすぐな線ではなく、ゆるやかな丸みを帯びて見える。すると、海と空がつくる景色に、いっそう広がりや奥行き、美しさを感じることがあります。

ここには、地球の曲率という地学的な現象と、人間の視覚、そして風景の構図が関わっています。

1. まず、地球そのものが丸い

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地球はほぼ球形です。そのため、海面が地球の曲面に沿って広がっていれば、遠くの海面ほど地球の曲率によって低くなり、見通せる距離にも限界が生じます。

ただし、ここで大切な区別があります。

  • 地球の曲率:地球全体が球に近い形をしていること。
  • 水平線の見かけの丸み:観察者の高さ、視野の広さ、見る方向、写真のレンズなどによって変わる見え方。

地球が丸いことと、水平線が目の前で弧を描いて見えることは、関係していますが、同じ現象ではありません。

2. 高度が上がると、水平線はどう変わるのか

ここが高度との関係です。

海面近くでは、目の高さが約1.5mなら、幾何学的な水平線までの距離は約4.4kmです。目の高さが100mになると約36km、1,000mでは約113kmになります。大気による光の屈折を無視した概算です。

Scientific American

+1

目の高さと水平線までの距離

球形の地球を仮定した概算

1.5 m

約4.4 km

100 m

約36 km

1,000 m

約113 km

距離が長くなるほど、地球の広い範囲を見渡せます。ただし、地上から高度1,000mに上がっても、水平線の曲率が肉眼ではっきり分かるとは限りません。

実際、光学分野の研究では、地球の水平線の丸みを肉眼で識別するには、視野の広さなどの条件が整っても、およそ高度10.7km前後が一つの目安とされています。

PubMed

+1

つまり、天橋立の展望所から見える水平線が丸みを帯びて美しいとしても、それを地球の曲率が直接見えている証拠とは考えない方がよいのです。

3. では、丸みが美しさを増すのはなぜか

ここからは、景観と人間の知覚の話です。

Amanohashidate Japan

① 視線が左右へ流れる

直線的な水平線は、景色をきっぱり二分します。一方、湾の輪郭や遠方の陸地が緩やかな弧を描くと、視線が中央から左右へ自然に動き、風景に包まれるような感覚が生まれます。

② 砂州の細長い形と、海の広がりが対照をつくる

天橋立は、細長く伸びる松並木と、両側に広がる海との対比が印象的です。陸の細い線と海の大きな広がり、その向こうの山並みが重なることで、景色に奥行きが生まれます。

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③ 弧は、広がりと連続性を感じさせる

山並みや湾岸の曲線が海の水平線につながると、風景が一枚の絵としてまとまって見えます。境界線が単なる区切りではなく、遠くへ続く道筋のように感じられることもあります。

ただし、丸みが常に美しさを増すわけではありません。天候、海の色、山の重なり、光の方向、見る人の立ち位置によっても印象は変わります。

4. 天橋立を「高度」で読み解くなら

安田さんが考えておられる「山・川・湾・砂州」のつながりに、もう一つ軸を加えられます。

地形を水平に読むだけでなく、高さを変えて読む。

  • 海面に近い場所では、砂州と水面の関係を観察する。
  • 少し高い場所では、砂州の長さと湾の輪郭を捉える。
  • 山の展望所では、山地、海、砂州、対岸の地形を一つの景観として読む。
  • さらに地形図や標高断面図を使い、実際の地形と目に映る景色を照らし合わせる。

そうすると、見えている美しさを、地形の成り立ちへとつなげられます。

そして、私が面白いと思うのはここです。

水平線は、目の前に見える線でありながら、地球の大きさや、私たちの視界の限界を考えさせる線でもある。

子どもたちに「この景色は美しいでしょう」と教えるだけでなく、「なぜ、ここから見ると美しいのだろう」と問いかける。そこから地形、光、視覚、そして天橋立の成り立ちへと探究が広がっていく。

まさに、安田さんの「見えないものをみる」ですね。(^.^)

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