冷温帯の植物は、葉を落として冬をやり過ごします。
日も差さないので光合成もできないのに、歯を食いしばって葉をつけているのには出費がかさみすぎる!
春になってから葉を改めて作り直しても時間は十分ある、そういう経済的な判断を植物はするのです。
その落葉樹たちのそれぞれの芽、いかにもかわいらしいものです。
①サワグルミ
②イワガラミ
③トチノ木
④ホウノ木
秋まで光を浴びて働き続けます。その夏、長期予報によると今年は猛暑になるということらしいですよ。
よほどの「心眼」の持ち主とおみかけしました!
上世屋の例の畑にいたところ、ワゴン車が止まって五人ばかりカメラを手にした人たちがおりて、里の写真を撮り始められたのです。
聞いてみると、一本桜を撮りに来た、
その帰りだということ。
松尾の一本桜はいいサクラだったでしょうというと、まあそれなりに、でもここから見えるこのサクラの方がいい、
海と空とサクラとあのスケールのあのサクラはなかなかないじゃなかとですか!
それなのにどうして?とさらに尋ねると、
「味がある」と。
神戸ナンバーでした。
そういわれたので、、僅少なのに思わず林道パンフレット差し上げました。
もう寿司くいねぇ!じゃないですか。
見る人は見てくださるのです。
なので、不便をかけないように、「日本の里100かみせや・ビューポイント」の看板と駐車スペースを確保したいものです。
松尾の一本桜4月7日
満開なのに雨はあいにく。
ちょっとはやいはやいと寒気が止めに来て、霰をまいたのですが、時遅し、というのか、
有名な一本桜を寒冷前線も見にいらっしゃってとでもいいましょうか。
まるで、「薄墨」サクラです。
上世屋の千代子サクラも、今日は寒い寒い。
さて、どちらも高齢樹。精の衰えは止むを得ないところ、いつまでもじいちゃんばあちゃんの桜に頼ることはできません。
そんなことで学校跡に植えた後継樹に花がつきました。
嵐よ、若木を鍛えよ、です。
ところで、花に嵐のたとえありとか、花の命は短くて、とか哀調をもって歌われますけれど、花の方にしてみれば、ちょっとちがうかな!と言うかもしれません。花を咲かすのは、受粉のため。花を散らすのは受粉が済んだから。受粉が済まないうちは、嵐だろうと何だろうと強力な接着剤でつけてでもいるかのように花びらを散らすことはないのがサクラなのです。
「人間が自然と闘ったり、自然からいろんなものをもらったりして暮らしているうちに、うまいことできあがってきた景色なんですよ」と、『おもいでぽろぽろ』で。
そう登場人物に語らせた高畑さんが亡くなりました。
「日本の映像文化の世界でもっとも大切なひとり、いなくてはならない人を失った」(4/8赤旗潮流)と山田洋次監督。
上世屋や伊根が含まれている日本の里の100選はその山田監督が中心に選ばれたもの。
今日は、岩滝の子どもたちが棚田跡にジャガイモを植えにやってきてくれました。※4/6
棚田跡というもののほとんど崖のようなところに刻んだまさに「棚」。
ここにメークインを植えました。
ところで、自然とたたかうという場合のたたかうは「闘」を当てて、「戦」は使いません。
確認してみると、
「戦」・・・「勝敗をはっきりさせる為に、争う場合。」(例:トーナメントを戦う)
「闘」・・・「相手の力につぶされないように立ち向かう。」(例:病気と闘う)
とありました。
たしかに、しぜんとのたたかいといっても、それは勝った負けたの問題ではないですね
「時代に押しつぶされそうになりながらがんばっている里山」
この里山景観も、「闘う」ことなくして保てません。
僕も応援するんだ!
わたしたちも、と宮津高校フィールド探究部の若者も春休み二回目のフィールドワーク(4/8)
。
彼らはお昼も自前。
まずはご飯を炊いておむすびにして、味噌汁の具はアサツキとオオイタドリを野に求めて、その酸っぱみのあるオオイタドリは酢味噌和え。さらにスィーツは、対馬シェフの世屋フキのコンポート二年熟成もの。
情けは人の為ならず、己が為なり。
念ずれば花開く!
その作業を、スイセンが見守っていました。
リニューアルして全通した丹後縦貫林道に新たな春!
里と里、人と人、夢と夢、昨日と明日を結ぶ里山最強林道です。
沿線の暮らしと自然のガイドブックも完成!
A4 ・96ページ仕立てです。
海山一体で丹後、地質から生き物から」「ガラシャ新説」から村作りまで、幅広い中身で、地元高等学校の気鋭の先生方が執筆してくださって、もはやパンフレットの域を超えた「丹後教科書」。
この林道、花飾りして皆さんを待っていますよ。
四月一日の状況。
イヌブナ
ヤマザクラ
くろもじ
ダンコウバイ
そしてタムシバ
ただし、現在は成相線はテレビ塔付近から残雪、上世屋まではいけません。
でもこれもいいじゃないですか、今雪が見たいといっても、ここでしか見られないのですから。
サクラ開花情報をがニュースで流され始めると、松尾の桜は咲いたかと観光協会に問い合わせがあるというのです。
しかも、ひっきりなしに。
日本人をほろりとさせる言葉ベストツーをというなら、「一」と「サクラ」が入るのではないでしょうか。
その「一本桜」と若狭湾のパノラマ景観の組み合わせは最強です。
ので、ひっきりなしに、というのもわからなくもないのです。
さて、そこで2018・三月三十一日の状況。
つぼみほころぶ!でしょうか、
「サクラ全線が新潟県くらいに北上したころ」を目安にされたらいいと思いますよ、標高400mぐらいなので。ただ、今年は早く咲きそう、四月十日隙過ぎたらチェックされるたらいいんではないでしょうか」とお伝えしています。
ただ、心配なのは、つぼみの数の少なさ。ソメイヨシノの雲のような花姿が今年はどうかしら、、、というところです。
さてその② この一本桜は、かなり高齢樹。あちこち痛んでいるところもあります。その辺が木の勢いに反映するのかもしれません。
こういうところに新設される森林税活用などで手当てしてあげればいいんですけれど。さらに、寿命は寿命、次世代樹を準備しておいてやることも必要だと思いますよ。雲のような花姿もいいのですが、サクラとしては短命なソメイヨシノでなく人の基準でない時空を超える時間に耐える樹種を考えることも必要かなとも思います。