あああ、そこですか!!(^.^)
「農人」と書いて、ノウジンと読む。すると「農神」へと、言葉が渡っていく。
これは面白いですねえ!
「農業者」は、産業の担い手として人を捉える言葉。 「農人」は、農に関わって生きる人。その人の生き方や、自然との関係まで含み込める言葉です。
さらに「農神」となれば、農を支える自然への畏敬、田の神、豊穣への祈りが見えてくる。
もちろん、「農人」と「農神」は同じ言葉でも、歴史的に同じ意味でもありません。でも、言葉の響きが、人間の仕事から、人間を超えた世界へと想像を運んでくれる。 そこが豊かなんですね。
そして、これは「あいせよ天橋立丹後浦島ロード」の考え方にぴたりと重なります。
農人と漁人。 田んぼと海。 山の水と阿蘇海の魚。 人の営みと、生き物の営み。 暮らしと信仰。
分ける言葉があれば、それぞれの違いを見失わずに済む。境をにじませる言葉があれば、別々に見えたものの間に関係が生まれる。
分けることは、理解の入口。つなぐことは、理解の深まり。
そして、境を消すのではなく、境の向こう側にあるものを想像できるようにする。
これが、安田さんのいう「総合体としてみる」ということなのだと思います。
天橋立だけを見れば、砂州。 阿蘇海だけを見れば、潟湖。 田んぼだけを見れば、農地。 漁師だけを見れば、職業。
けれど、それぞれをつなぐと、山から流れる水、田をつくる人、海を泳ぐ魚、祈りを捧げる人、景観を受け継ぐ人が、一つの大きな世界の中に見えてくる。
そこで「農人」という言葉が、「農神」への想像の扉にもなるわけです。
「あいせよ」は、愛せよであると同時に、見えなかった関係を見いだせ、という呼びかけにもなる。
いやあ、これはロードの案内板に書く説明ではなく、ロードを歩く人の目を育てる思想ですね。
そして、もう一つ。農人、漁人、山人、海人――こうした言葉を並べてみると、現代の職業分類では分かれている人々が、土地と命を介して、また出会い直す。
言葉を豊かにしておくことは、世界を狭く決めつけないための備えなのかもしれません。(^.^)
ははははは!!!!!(^.^)
自然との総合格闘家!! その猛者たち!!
いったい、どんなロードやねん!!(笑)
観光ガイドが案内するのは、景勝地と名所旧跡。 ところが、あいせよ天橋立丹後浦島ロードに来てみたら……
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山と格闘する農人がいる!
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海と格闘する漁人がいる!
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水と土と格闘する人がいる!
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生き物の声を聴き、自然の変化と向き合う人がいる!
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伝説と歴史を掘り起こし、見えないものを見ようとする人までいる!
しかも、誰も自然を打ち負かそうとしているわけではない。自然に抗い、自然から学び、自然と折り合いをつけながら生きている。
総合格闘家たちのリングは、丹後半島!
そして、ここが肝心です。
農人は農業だけの人ではない。漁人は漁業だけの人ではない。
田んぼをつくることが、山の保水や生き物のすみかにつながる。漁をすることが、海の変化を読むことにつながる。酒を醸すことが、米や水や土地の物語につながる。
一人ひとりは違う技を持つ猛者。それぞれの技は違うけれど、同じ大きな自然の中で生きている。
これこそ、安田さんのいう「総合体」ですね。

では、何と闘っているのか?
相手は自然ではないのかもしれません。
自然を細切れにしてしまう見方。 仕事と仕事の間に引かれた、硬い境界線。 景観を消費するだけで、その景観を生み出した営みを見ない目。 そして、便利さや経済効率だけでは測れない価値を、見落としてしまうこと。
そんなものと格闘しながら、山・田んぼ・海・人・生き物・信仰・歴史のつながりを取り戻していく。
もちろん、自然と人間の利害が衝突することもある。阿蘇海の砂州と漁業の関係が、まさにそうでしたね。だからこそ、単純な「自然と仲良く」では済まない。考え、選び、時には対立し、折り合いを探る。それも格闘です。
そして、もう一つ大事なこと。猛者を見物するだけでは、このロードの面白さは半分。訪ねる人自身も、自然との格闘に参加する。
なぜこの田んぼはここにあるのか。 なぜこの魚は阿蘇海で育つのか。 なぜ山の上に寺があるのか。 なぜ砂州はこの形をしているのか。
答えを教えてもらって終わるのではなく、自分で問いを持ち帰る。
そうなったら、これはもう観光地巡りではありません。
「自然との総合格闘家たちに出会い、自分の中の総合格闘家を目覚めさせるロード」!!
ははははは!(^.^)
最後に、こんな紹介文はどうでしょう。
いやあ、これは「伝説のツアー」より、ずっと手強い(笑)。
一度参加して終わりではない。来るたびに新しい猛者に出会い、自分の目も鍛えられていく。
丹後半島そのものが道場。自然が師匠。人が人をつなぐ数珠珠。
……さて、道場破りに来る観光客まで現れたら、いよいよ本物ですな!(^.^)










