宮津エコツアー · この20年、丹後の子どもたちは、海星公園と丹後郷土資料館という二つの場所で育ってきた。そして、これからの20年も、そこで育っていく。  天橋立を世界遺産に 196 

この20年、丹後の子どもたちは、海星公園と丹後郷土資料館という二つの場所で育ってきた。そして、これからの20年も、そこで育っていく。  天橋立を世界遺産に 196 

 【① ありがとう、この質問の意図、ベースは、敢えて「我が」をつけますが、我が京都府立丹後海と星の見える丘公園、この来し方、行く末、そして現状、課題、、これを念頭に置いています、、丹後鄕土資料館は、→ふるさとミュージアムへ、そして→丹後橋立ミュージアムへと変っていこうとしています、同じ府立の公園・ミュージアムです。この相関を京都府も視野に入れていると思います、近接する二つの施設、その相関を、京都府はどう認識し関係づけようとしているのか、情報があれば解説ください】
15s考えました

なるほど! ようやく、質問の芯がはっきり見えてきました。(^.^)

これは単に、丹後天橋立ミュージアムの運営方法や職員配置を知りたい、という話ではないのですね。

「我が京都府立丹後海と星の見える丘公園」と「丹後天橋立ミュージアム」。同じ京都府が設置・運営に関わる二つの施設を、京都府は丹後の未来の中でどう位置づけ、どう結びつけようとしているのか。

そして、その問いの背景には、海星公園が歩んできた20年、いま抱えている運営上の課題、そしてこれからの20年をどう切り開くか、という安田さん自身の問題意識がある。

この見方は大事です。施設を一つずつ評価するのではなく、府の施設群を、地域全体の学び・交流・観光・環境保全を支える仕組みとして見るということです。

現時点で確認できる公表情報と、そこから読み取れることを分けて整理します。

1. 京都府が公表している構想から、何が読み取れるか

まず、両施設の公式文書を並べてみます。

京都府立丹後海と星の見える丘公園は双子で?駐車場あり・多目的トイレあり|京都府

京都府立丹後海と星の見える丘公園

2006年開園・指定管理者制度

京都府の指定管理者募集要項は、公園を自然・環境の体験フィールド、環境教育の実践拠点、持続可能な未来社会を考える場と位置づけています。さらに、公園を核に環境学習拠点などとのネットワークを形成し、丹後地域の環境重視の地域づくりに貢献することまで期待しています。

京都府
京都府立丹後郷土資料館 | ホール/美術館/図書館 | 石本建築事務所

丹後天橋立ミュージアム

2027年秋のリニューアル開館予定

京都府は、丹後の歴史・文化を発信し、観光や地域交流につなげる「ハブ・ミュージアム」を目指しています。来館者を館内にとどめず、周辺地域へ流れを広げ、文化・観光・地域経済の好循環を生み出す構想です。

京都府
+1

ここが注目点です。

公園の文書には、環境学習拠点のネットワーク化が書かれている。一方、ミュージアムの文書には、館を起点に地域全体へ人の流れを広げることが書かれている。

つまり、二つの施設は、それぞれ別の言葉でありながら、施設の外へ活動を広げるという方向を持っています。

しかも、ミュージアムの新しいロゴは山から海へと続く水の流れと文化の交流を表現しています。これは安田さんが重視する、山・川・海を一体として読む視点とも重なります。

京都府

2. では、京都府は二つを結びつけようとしているのか

ここは慎重に区別したいところです。

今回確認できた公表資料の範囲では、海星公園と丹後天橋立ミュージアムを一体的に運営したり、共通の事業計画や人材配置を設けたりするという、具体的な連携方針は確認できませんでした。

一方、海星公園については、京都府の府民サービス等改革検討委員会が2024年に、地元自治体との連携強化、広報の拡充、府民以外の利用者の増加などを課題として挙げています。

京都府

ミュージアムについては、京都府が2023年の知事記者会見で、来館者の流れを周辺地域へ広げる考えを明示し、2026年5月にも、地域振興につながるハブとして育てる方針を示しています。

京都府
+1

ですから、現時点で言えるのは次のことです。

  • それぞれの施設について、地域との連携や利用拡大を目指す政策は公表されている。

  • 二つの施設の相互連携を、京都府全体の施策としてどう具体化するかは、公表資料からは明らかでない。

「京都府が視野に入れているはずだ」と決めつけることも、「連携を考えていない」と断定することもできません。ここは、京都府に尋ねる価値のある、まさに政策上の問いだと思います。

3. なぜ、この相関が重要なのか

私が気になるのは、二つの施設がそれぞれ立派になることと、二つが地域の中で力を発揮することは、必ずしも同じではない、という点です。

観点

海星公園

丹後天橋立ミュージアム

主な入口

自然・環境・暮らし

歴史・文化・天橋立

主な活動

現地での体験・学習

資料の収集・研究・展示・交流

地域への広がり

環境学習や自然との共生を地域へ

文化・観光を地域へ

共通する可能性

丹後を知り、考え、行動する人を育てる

同左

もちろん、これは私が両施設の公表された設置目的をもとに整理した比較で、京都府が公式に定めた役割分担表ではありません。

しかし、二つを結びつければ、丹後の歴史を学んだ人が実際の里山や海辺を訪れ、そこで自然と暮らしの関係を知る。逆に、現地で得た疑問をミュージアムに持ち帰り、資料や研究から考え直す。そういう往復をつくれます。

安田さんの言葉なら、ミュージアムが「掘る」、エコミュージアムサービスが「繋ぐ」、そして海星公園が「問い返す」――という役割分担も考えられます。ただし、これは固定的な分業ではありません。三者がそれぞれ三つの役割を担うのが理想でしょう。

宮津で美しい星空を見上げよう【丹後 海と星の見える丘公園】|宮津市広報

(↑ 宮津で美しい星空を見上げよう【丹後 海と星の見える丘公園】|宮津市広報miyazu-city.note.jpmiyazu-city.note.jp|800 × 450 jpeg)

 

4. 海星公園の20年を、ここでどう生かすか

安田さんが考えている海星公園の20周年は、単なる記念事業ではなく、これからの公園のあり方を問い直す節目でしたね。

そこにミュージアムのリニューアルが重なる。これは、海星公園にとっても外部環境の大きな変化です。

私なら、京都府に次の三点を問いかけます。

  1. 政策の連携 — 海星公園とミュージアムを、丹後の自然・文化・観光・環境教育を支える一連の拠点として位置づける考えはあるか。

  2. 事業の連携 — 共通のテーマによる企画、相互の施設案内、現地学習と展示を組み合わせたプログラムを実施する考えはあるか。

  3. 人と組織の連携 — 施設ごとの運営者に任せるだけでなく、京都府の部局を横断して企画・調整する仕組みを設ける考えはあるか。

特に三つ目が重要です。施設同士が近くても、運営組織や担当部局が別々であれば、連携は自然には生まれません。共通の目的、担当者、実施計画が必要になります。

そして、これは海星公園の現状と課題にも直結します。単独で認知度を上げ、利用者を増やし、限られた職員で多様な事業を維持するだけでなく、ほかの施設と力を合わせることで、公園の存在意義と利用価値を高められないかという問いです。

5. 私なら、京都府にこう尋ねます

京都府立丹後海と星の見える丘公園と丹後天橋立ミュージアムの連携について

京都府立丹後海と星の見える丘公園は、自然環境の保全、環境教育、自然と共生する持続可能な暮らしの体験・学習を担ってきました。一方、リニューアル後の丹後天橋立ミュージアムは、丹後の歴史・文化を発信し、地域の文化・観光振興を支えるハブ・ミュージアムを目指しています。

両施設は、自然と文化という異なる入口から丹後を理解し、地域へ人の流れを広げる可能性を持つ、京都府の重要な地域拠点です。

そこで、京都府として、両施設の相互関係をどのように認識し、今後の政策・事業・運営体制の中でどのように関係づけていく考えなのか、お聞かせください。

とりわけ、施設間の共同事業、環境学習と文化観光の連携、地域のNPO・エコミュージアム活動との協働、部局横断的な調整の仕組みなどについて、現在の検討状況と今後の方向性を伺いたいと考えます。

最後に、私がこの問いの奥に感じるものを一つ。

ミュージアムの建物が新しくなる。海星公園は20年を迎える。では、二つの施設を支える「仕事の仕方」も、新しくできるだろうか。

建物のリニューアルと、組織や連携のリニューアルは別の仕事です。しかし、この二つを同じ時期に考えられるのは、大きな機会です。

海星公園がミュージアムの下請けになる必要はない。ミュージアムが海星公園の上位施設になる必要もない。それぞれの個性を生かし、地域でしかできない仕事を一緒につくる。

その構想の中に、世屋川流域エコミュージアムサービスも入る。

ははは、これこそ「数珠紐と数珠珠」ですね。珠を一つ増やすだけでなく、紐そのものを、地域の未来に役立つものへと編み直す。 安田さんが海星公園の20年を振り返るとき、そこまで問いを広げる意味は十分にあると思います。

【②】ありがとう、、この見解、仲間の皆さんと共有します(^.^)

よかったです!!(^.^)今回の見解は、海星公園の運営課題を考えるうえで、少し視野を広げる材料になると思います。

大事なのは、「海星公園をどう立て直すか」だけでなく、「丹後にある府立施設同士が連携したら、何ができるか」へ問いを広げることですね。

海星公園の20年を振り返り、成果と課題を総括する。そのうえで、丹後天橋立ミュージアムのリニューアルという新しい動きを、自分たちのこれからを考える機会として捉える。

ただし、京都府がすでに両施設の連携方針を決めているかのようには扱わず、公表資料で確認できる各施設の方向性と、そこから導かれる連携の提案を区別する。この点を押さえておけば、建設的な議論につながるはずです。

そして、安田さんが仲間の皆さんに投げかける問いは、きっとこれですね。

「我が海星公園は、これからの丹後において、どんな役割を果たすのか。その役割を、誰と、どう実現していくのか。」

ミュージアムとの連携は、その問いを具体化する一つの入口。

20周年を、過去への感謝だけで終わらせず、これからの20年への決意につなげる。いやあ、ここでも「掘る・繋ぐ・問い返す」が生きてきますね!(^.^)

 丹後海と星の見える丘公園/京都府ホームページ
【③ ありがとう、ええ、、この20年、丹後の子どもたちは、この二つのミュージアム・公園で育ったのです、そしてまた、これからの20年育っていくのです、今求められるのは、密で有機的な連携だと思いますね】

そうですか……。その一言で、今回の話の時間軸が、ぐっと長くなりましたね。

この20年、丹後の子どもたちは、海星公園と丹後郷土資料館という二つの場所で育ってきた。そして、これからの20年も、そこで育っていく。

これは施設間の連携という、行政組織の話だけではないのですね。丹後の子どもたちの成長を、地域としてどう支えるかという話です。

私が大切だと思うのは、子どもたちにとって、この二つの施設が別々の場所で終わらないことです。

  • ミュージアムで、丹後の歴史や先人の営みを知る。

  • 海星公園で、森や水、生きもの、人間の暮らしと自然との関係を体験する。

  • 伊根や上世屋、世屋川流域へ出かけ、実際に暮らす人々から学ぶ。

  • そこで生まれた疑問を持ち帰り、資料を調べ、また現地へ出かける。

こうして学びが循環すれば、施設は単なる訪問先ではなく、子どもたちが丹後を理解し、自分と地域の関係を見つけていくための拠点になります。

そして、ここに安田さんの考える「密で有機的な連携」の意味があるのでしょう。

連携を、三つの段階で考える

第一段階:人がつながる

両施設の職員、学芸員、指定管理者、学校、地域のNPOが、互いの活動と課題を知る。顔の見える関係をつくる。

第二段階:仕事がつながる

共同プログラム、学校との連携、現地学習、展示と体験の相互活用を進める。施設ごとの事業を並べるのではなく、一つの学びの流れをつくる。

第三段階:未来への責任がつながる

子どもたちが繰り返し訪れ、成長に応じて学びを深め、やがて地域の自然や文化を担う側へと育つ。その長い時間を、二つの施設と地域が一緒に支える。

もちろん、連携のために施設の個性を薄めてはいけません。ミュージアムにはミュージアムの専門性があり、海星公園には海星公園にしかできない体験があります。

違いを残したまま、子どもたちの成長という共通の目的で結ばれる。 これが有機的な連携だと思います。

そして、京都府に問いたいこと

京都府には、施設ごとの運営状況だけでなく、両施設が丹後の子どもたちの育ちに、どのように貢献してきたかを振り返ってほしいですね。

この20年、どれだけの子どもたちが訪れ、何を経験し、どんな問いを持ち帰ったのか。そして、これからの20年、二つの施設をどう結びつければ、子どもたちにもっと豊かな学びの機会を届けられるのか。

利用者数や収支だけでは捉えきれない、公共施設としての価値を問うことにもなります。

ここで、安田さんに一つ、ぜひ考えていただきたいことがあります。

この連携を、両施設の担当者同士の自主的な協力に委ねるのか。それとも、京都府が明確な方針を持ち、予算・人員・事業計画を通じて支えるのか。

私は、後者まで視野に入れる必要があると思います。現場の熱意だけに頼ると、担当者が替わった途端に連携が途切れてしまうからです。

海星公園の20周年は、これまでの実践への感謝と、次の20年の決意を表す機会。そしてミュージアムのリニューアルは、その決意を地域全体の仕組みへと広げる機会になり得ます。

丹後の子どもたちにとっては、施設の所管がどこか、運営者が誰かは二の次です。そこで何に出会い、何を感じ、どんな人に育っていけるか。それこそが大切なのですから。

安田さんが言う「我が海星公園」。その「我が」は、施設を所有するという意味ではなく、丹後の子どもたちの未来に責任を持つという意味なのだと、私は受け止めました。

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