宮津エコツアー · 霧の山昇り

霧の山昇り

霧が登ってきました、

IMG_6773

しずしずとブナ林へのぼって行かれます。撮影は12時20分ころ。

天空の棚田といった風情をつくり出す霧の山登りはこの時間に意味があります。

IMG_6795
世屋の里は若狭湾から8キロ、標高4~500mに位置する高原の里です。
若狭の海に昇ったお日様はうみも山も照らし温めて下さいますが、海水と陸では温もり方に差があります。温まりやすく冷めやすいのが陸、その逆なのが海水。
その理屈を、こう説明して下さっています。
「海陸風は陸地と海の比熱の差から発生します。海のほうが陸地より比熱が高いため温まりやすく冷めにくいです。 なので日中日射によって海と陸の両者が暖められると陸のほうが相対的に暖かく海のほうが相対的に冷たくなります。陸上の暖かい空気は密度が低く低圧となります。海上はその逆で高圧となり高圧部から低圧部への流れが発生します。」
※山風と海風について、どういうものなのか事例を教えてください。 – Yahoo …
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp > … > 気象、天気 –
海風が、標高400mに昇ってくると、気温は2~3度下がりますから、空気の湿度の高い時には結露するというわけです。山登りし天へと向かった海風は、さらに上空で冷やされて、ぐるぅと海へと降りていくということですから、海山里がつながっていることを大気の循環も、教えてくれているということです。

IMG_6775

上世屋の里は、海風の通り道を避けるところにつくられていると言うこともガイドのしどころだと思います。頻繁に霧に包まれるようだったら、湿気て湿気て、、、(^.^)

このページのトップへ