宮津エコツアー · 10月 2015

10月 2015

雪崩防止の工事が進んでいます。

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ここから出てきた岩たち。

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岩質は花崗岩、角が無く丸いのは転げて削られたため。

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川の源流から中流域で見られる形のようですが、かってはここがそういう場所だったということを偲ばせます。
さて学校跡地にたつ金治郎さんは石作り。

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この方も、元々はこんな岩の中にねむってらっしゃったのですって。それを掘り出したのは地元の石工さん。地元の教育振興のために腕をふるってくださったと言うことです。

新たにでてきたこの岩をみていると、なにかメッセージを携えて出てきたようにかんじます。

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ふむ、歌をほってくれ、なになに、、「小さな花の歌」の。そして、金治郎さんの横においてくれ、、、そんなふうに聞こえます(^.^)

ちなみに、この歌をひろめたのが、NHK新日本紀行。

新日本紀行「小さな花の歌~丹後・上世屋~」 (バラエティ/情報)

関西おもいでシアターて゛2012年3月10日(土) 5:15~ 5:50に再放送

新日本紀行「小さな花の歌~丹後・上世屋~」の中身。天の橋立がある丹後半島の上世屋では、フォークコンサートが行われており、「小さな花の歌」という曲が歌われている。

小さな花の歌を作った黒坂正文さんは、全国を回りながら故郷を歌っているフォーク歌手。小川良子さんらが通っていた旧宮津市立日置中学校世屋上分校が廃校になるのをきっかけにこの歌を作り、毎年廃校日にコンサートを開いている。また、廃校になった中学校の後は宮津市立世屋小学校世屋上分校が使っている。

上世屋はかつての炭焼きの里。その中で暮らしている小川さんは牛を育てながら農業を営み、コンサートの実行委員長も務めている。最初は上世屋の人達だけだったが、回を重ねる度に伊根町など丹後全体から若者が集うようになった。

丹後は丹後ちりめんが有名。また、加悦町(現在の与謝野町)にも上世屋のコンサートに出席する若者がおり、彼らは加悦鉄道に乗って高校に通っていた。コンサート出席者は旧中学校の寄宿舎に泊まったり、農家に泊めてもらったりする。

上世屋を紹介するのに欠かせないのが、江宮さんら村のお年寄りが織る藤布。非常に織るのに手間がかかるため、現在藤布の織り手は6人しかいない。

コンサートの会場は以前の中学校体育館で行われる。元加悦谷高校生と黒坂さんの合作である「ガタギシ鉄道」などが披露された。

村を去ることになった江宮さんは、コンサートを途中で抜けて村人へ挨拶に回った。体が丈夫になったらまた戻ってくると、江宮さんは別れ際に話していた。

コンサートの最後には、「小さな花の歌」が必ず歌われる。その曲をBGMにして上世屋の様子が放送された。コンサートが終わると、またそれぞれに新しい一年が始まる。

上世屋では一昨年に再びコンサートが行われ、小川良子さんがコンサートの実行委員として運営に関わった。黒坂さんもコンサートに訪れた。小川さんと安田さんの案内で現在の上世屋を簡単に取材した。中学校の分校跡は、藤織り伝承交流館となっている。また、空き家を合力家に改装するなど、地元の人々が助けあって暮らしている様子が伺えた。

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加悦谷(京都)
藤織り伝承交流館

その「ちいさな花の歌」

小さな花の歌
       黒坂正文 詩・曲


小さな花こそ 大切に育てよう
小さな花こそ 美しく咲くのだから
ああ 僕の育った村は 小さな村だけど
ツリガネソウが 谷間に咲く 美しい村だった

小さな夢こそ 毎日あたためよう
明日は 今日よりは あたたかくなるのだから
ああ 僕の育った村は 何もない村だけど
みんな 日焼けした顔で とり入れを待っていたんだ

大きな言葉が 小さな言葉を踏みつけて
小さな命を 奪って逃げてった
ああ 僕の育った村は 何もない村だけど
メダカ ヌマエビ ミズスマシが 幸せに生きていたんだ

小さな花のついた ハンカチを君にあげよう
小さな花がいっぱい ここに育つように
ああ 僕の育った村は 小さな村だけど
ツリガネソウが 谷間に咲く 美しい村だった
金さん、、どう思うえ?

 

 

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さて、上3枚のうち、一枚目は渋柿  柿渋採取用にさいばいされていたものです。2,3枚めは甘柿。
さて、柿には渋柿と甘柿と。実が完熟しなくては渋が抜けない、果肉が固いうちは渋が残る渋柿 熟すに従い渋が抜け、甘みが強くなっていく甘柿。
て゛は、どちらも同時に存在したのか、それとも後先があるのか。答えは後先がある。甘柿が後、渋柿が先、甘柿は渋柿の突然変異種。日本での発見は、1214年。現在神奈川県川崎市麻生区にある王禅寺でたまたま発見されたので、禅寺丸と名付けられているとのこと。

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柿はkakiとして、世界にでまわる日本発果物なのに高齢化のすすんだ中山間地て゛は産業にもならず、食べる口も無く、野鳥や熊の餌になるばかり、それじゃあ(´・ω・`)ので、柿酒に!

ところで、嫁入りに当たっては、柿の苗木を持参したり、新婚初夜、新郎新婦は「おまえの家に柿の木があるか」。「あります」。「おれが取ってよいか」。「どうぞ取って下さい」、こんな問答をかわしたり、『里古りて柿の木持たぬ家もなし』と 芭蕉さんが詠うほどに暮らしになじんだ植物。なのに ウリ 栗 橘 梅など、植物を詠んだ歌が多い万葉集に詠われていない。万葉時代にあった柿は渋柿だったとしても、干せば甘くなる菓子なのに、、、どうしたことなのでしょうか?

それはともかく、柿、まだまだなっています、おわけできます。いらっしゃいませんか!yasuda made renraku kudasai. tugiwa jyamuni.

オオウラジロの実!

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これは果実酒になります。などといって見ると落ち葉の中にも、あるわあるわ、こんなに拾えました。

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この実、
「フランスの銘リキュール ノイプラットをもしのぐ絶品」とか 「ベルギービールのフランダース・レッド・エール(レッドビール、赤ビール)にも似た、非常に深みのある独特な甘酸っぱい味」などと評される果実酒になるもので、まさに第一級の山の幸。

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ちなみにバラ科リンゴ属の落葉高木。リンゴと言うぐらいで、,分布は東日本に多く、西日本では産地が内陸部の高地に限られ量も少ないということ。「最近,京都府の「丹後地域で数本」が発見され『京都府改訂版レッドリスト2013』に,準絶滅危惧として追加された。隠岐と同緯度の,福井県と茨城県に普通にあることも心強い。実は,北方系の種が「福井・京都辺りから隠岐へ跳ぶ」パターンは他にも幾つか例がある」※ との記述もあります。

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ここで言われるところの京都府の「丹後地域で数本」がこの実の主なのかも。※オオズミ Malus toringo var. zumi – 隠岐の植物 。

世界遺産・高野山。

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お参りには、ガイドさんを頼むと決めていました

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奥の院の杉木立と諸大名家の苔むした墓石群

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その一つ一つに栄枯の歴史や由来がある世界なのに、素人が歩いてもただの散策に終わってしまいます。

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これらの石は、こうやって上げたんですよ!

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何十人もの人足たちがかかって担ぎ上げる様子を描いた図絵を示しながら説明してくださるガイドさん。

こうや

車の置き場所のような細々としたところからた゛いじなことをみのがさないように配慮してのガイド。

「やはり、先達・ガイドはあらまほしきことなり、、、、」です(^.^)

さて、11月5日予定の分水嶺トレッキング、これから山はいっそう紅葉て゛うつくしく装います。

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参加者も定員いっぱいになろうとしているのはありがたいことです。中にはこ゛高齢のかたもいらっしゃいます、

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安全にたのしんでいただけること、こころがけて準備させていただこうとかんがえています。

 

アースデーとは 「地球のために行動する日」「地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日」。2015アースデイガーデンに私たちの地球、「世屋の里」をひっさげて参加させていただきました。

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今年のテーマは、食とエネルギーと地域の元気づくり!とくに力が入っていたのは、ゲストの連続トーク。

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25日のゲストは金丸弘美氏(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)に続いて 藻谷浩介氏「里山資本主義」著者

いずれも地方市町村か゛共通にかかえる壁に穴を開けてきたビッグゲスト。と゛んどんつぎつぎ紹介されるさまざまなエピソード、正直ぜんぶ消化できたとはいえません。

けれども、歩く人がおおくなればそこに道はできる、「わたしたちのアースは世屋」!美しく、住みやすくし、人の道ができるように知恵を出し汗をかこうとあらためて思えたことは成果でしたね。

 

天の橋立と背高泡立ち草!

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もともとは観賞用にと移入されたのです、和洋折衷の美というのか、あうといやぁあいます。

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けれども、ともかく凄い繁茂力、  自然をコントロールする里力、人力が緩んだところにはすかさず侵入してひろがります。

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その正体をしったのは、のちのこと、あとのまつり。

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大規模土木工事が行われていない在来種の保全状態のいい上世屋でも、宮の前棚田群付近のすすき原への殴り込みがみられます。

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ところで、アワダチソウの生かし方、生物系の除草剤をめざした高校生につぐ二つ目。アトピー性皮膚炎にきく酵素がふくまれている!どこにといえば、 「開花前の花穂の蜜」に、使用法は、乾燥させて風呂に入れる!こういう情報が出回っています。出元は身近な野菜や葉っぱなどを使った家庭療法や自然食を主とした健康運動を広めていらっしゃる東城百合子さんの「家庭でできる自然療法」(あなたと健康社)のようです。

黒々とした根株

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クズ・葛です。

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「本くず粉」をつくるために、葛根をとる堀子さんたちは、こういう巨株をさがされるのだそうです。

葛は國栖。産地名が和名になったぐらいで、里山最強クラスの有用植物。くず粉掘りはこの付近でもおこなわれていたとのこと。味土野出の

Kさんは、わし等の所ではじっさいにほっていた、小学生がするジャガイモからデンプンをとる実験よりも、たくさんとれたとはなしておられます。

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とはいうものの、景観上放置しておくわけにもいきません。

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斬ります!

 

 

阿蘇海を美しく染める夕日を見る人。

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(↑撮影日時 2015/10/19 17:18 )

日没位置か゛南による晩秋は、天の橋立観光の楽しみか゛一つ増えます。そのためのベンチ。

さて、夕日と言えば、突道湖。ここのおもしろいのは、毎日変化する日没位置が一年を通してわかるサービスがなされていること。 「袖師地蔵から嫁が島を見たときに、どの辺りが日没位置かをイメージで表示します、夕日の鑑賞、撮影には日没時刻の約30分前からが最適です。」

 

 

 

 

 

たとえば、10月20日を検索すれば260度付近に太陽が、12月8日には245度ふきんに太陽がしめされます。 これは優れものです。

ちなみにこの場所、松並木一宮汽船乗り場よりの外れです、

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これから、さらに左に寄ります、その日没位置の変化をしめすものをベンチのあし元になにかつくっておけば、親切かもとおもいました。

地産地消の創造的なメニューが魅力のスィーツ&ランチ

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11月1日開催、、

午後予定の方は食べる前に、午前予定の方は食べたあとに、世屋の里山ウォーク!海星公園ウォーク!さらに足を伸ばして伊根浦ウオーク!

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橋北三大ウオークがお奨め、

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天高く馬肥ゆる秋をお楽しみください。

切り花にいい!と連れてきたのに、侵略的外来種ワースト100なんてなにをいまさら(`ヘ´) というのが彼らの気持ちなんでしょう。

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それにしても、秋晴れの空に黄色、なかなかいいもんです、日本にない目新し感を感じてという動機は理解できます。

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花粉症の原因植物てはないかと疑われたころにおこなわれた除草も、虫媒花なのであり得ないとせつめいされることによって、下火に。その機に乗じいっきに生育地を拡大させた観があります。後々のことを考えて行動しないといけないという戒めも再認識しなければならない事例です。

さて、反省は反省、それは大事ですが、目の前の現実への対処も問題。

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そのなかで、セイタカアワダチソウで自然農薬を作ろう!  – 宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校(中高一貫六年制)の記録が面白いです。強力なアレロパシー作用(他感作用)に注目して、自然農薬が作れないかと実験をくりかえしたという記録です。

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結論、効果がある。セイタカアワダチソウの刻んだ根を土に混ぜ他の植物の発芽実験を試みたところ、混ぜなかった土の場合と比較して明らかな差異が認められたということ。五年生(高2)の生徒さんの研究だそうです。

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そうやって役立ててもらうとセイタカアワダチソウの肩身の狭さも救われるかも。

 

 

 

 

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