宮津エコツアー · 9月 2012

9月 2012

2012/09/30

世屋の里から舞鶴湾をみはるかすポイントで撮影する人。


れいによって、「ええけしきでしょうが。大阪からですか。」
側の車が大阪ナンバーだったから。

「わたし、うつのみやから来ました。」
え!ファームペンションのうつのみやさん?とききなおすところを踏みとどまって、「宇都宮、東京の向こうの?そりぁえらい遠いところから」
「京都へ来て、宮津でレンタカー借りて、パンフをみて、何となくあがってきました、こんなところがあったんですねえ、来年も来てみたいです」
これからどちらへ?
「舞鶴に宿をとっている、台風が近づいているので予定を縮めないといけないかなと思っている」
舞鶴は、この海の向こう、富士山のような形の山の麓、この海に引き揚げ船が戻ってきた、時間があれば伊根、船屋の里もいいですよ、
そんなお話を交わして、世屋のガイドブックをお渡ししました。


彼のカメラには、こんな絵が入っているはず。

2012/09/30

「今咲いてるよ!」


純白のツリフネソウが呼んでくれました。


赤いツリフネが教えてくれました。


「ニングルたちのゆりかごだよ」。

2012/09/30

今日は中秋の名月、本来はこうなるはず。

あいにくの天気ではありましたが、今日はススキが主役。とある古寺のお迎え花。


群れススキは合唱団、

一本のススキは、一人の吟遊詩人。

じっくりと人生をかたるススキです。

2012/09/30

丹後半島中央高台、内山側のブナ林。

なかでも、このブナは想定樹齢350年。

ブナの寿命は200~250年といわれます。寿命を全うし安らかに仏の国に逝くことを大往生といいます。

その寿命を越えて生きるものには神が宿るといいます。


このブナには神が宿っています。


毎日、天の橋立を見守っています。

ブナ林ウオークはここまで行きます。詳しくは、事務局、世屋・高山ガイド部会までお問い合わせください。

 

2012/09/30

「いーポート世屋しおぎり荘」は、世屋高原にあります。

(↑ 高山ブナ林方面からみる世屋高原)

高原に「しおぎり山」という山があり、それにちなんだ名前です。山の向こう側には平家の落人村とつたえられる木子。塩を求めての帰り道、源氏に追われ切りつけられたが、背負った塩の袋が救ってくれたという言い伝えがある山です。


(↑ 日置 世屋街道入り口)

一枚一枚違う手書き案内看板が期待を膨らませて楽しいです。

世屋の里へはこの看板に沿ってあがってきてください。

(↑ 世屋高原 松尾田んぼを高山ブナ林から)

2012/09/30

世屋のソバ畑で蜜を集めるミツバチ。ミツバチも里山の生き物です。

ところで、ミツバチ大量死、やはり農薬だった(9/17 D)と朝日新聞。!

「ミツバチの大量死は国内では2000年代後半から問題化。09年には、養蜂業だけでなく、ハチによる受粉が必要な果樹栽培への影響が懸念された。ダニや病気、農薬などが原因として指摘されていたが、詳しく分かっていなかった。
水田にまく農薬によってミツバチの大量死が起きることが、農林水産省の研究プロジェクトの調査でわかった。ミツバチのなぞの大量死が全国的に問題になっており、ほかの原因も指摘されてはいるが、農薬が原因の一つであった可能性が高い。調査結果は大量死を防ぐ対策に役立つという。」

ミツバチは毒物に弱く、その耐性はショウジョウバエの半分以下といいます。そういえば、ワサビの匂いにもひっくり返るとか。

無農薬栽培米による酢作りを続ける飯尾さんは農薬と癌発生の相互関係にも注目して発言されていました。アメリカの発生率が下がっているのに日本のは右肩上がり。その原因は農薬にあるのではないかと。実際に、出回っている農産物に使用されている農薬は使用履歴で明示されているだけでも、数十種類と。


生き物との共生、それが本物かどうか証明するのは、ミツバチの羽音のようです。

2012/09/30

のぎくみちこさんは、工藤直子さんの詩集 『のはらうた』で、「 いっしょに」という詩を書いているかたです。

いい詩です。
・・・・・・・・・

ここで やすんでいきませんか
すこし おはなしませんか

きのうみた ゆめのはなしや
あしたの おてんきのこと
かぜのはしるすがたや
ひかりの こぼれぐあいについて

そして
あなたが どこからきて
どこへいくのか なども・・・

ゆっくりゆっくり
うなづきあって
しばらくいっしょに
すごしませんか

・・・・・・・・・・

のぎくみちこさんは、世屋にもいらっしゃいますよ。お話しをしにいらっしゃいませんか。

、、、、

せっかくお話しにきたのに、話が違うじゃないか!

うしししし うまい話と美人には木をつけろよ。

 

2012/09/30

天日干しの米がかかる稲木にとって、最大の敵は台風。

(↑ 9/22 宮ノ前↑ )

地元の方は、稲を架けたまま持ち上げたたきつけられるという光景を目の当たりにしたこともあると語ります。そのときは、ブナ林のブナ、橋立の松もなぎ倒されました。
今度の台風も、近畿地方を直撃するコースでしかも大型。

(↑ ヤフー 天気予報 9/30)

その予報をうけて、世屋では、乾燥不十分なものは間隔を開ける、つっかい棒を増やすなど慌ただしく対策がとられています。


しかし、ことしは、ヒガンバナも開花を見合わせるほど連日の好天。

乾きがよく、外せるものがおおいのも幸いです。


台風は、晩秋の光景への衣替えを促します。

 

本州以南の海岸砂地に生えるくまつずら科のハマゴウ、夏に切られたが、また芽を出し花をつけた。

通常は7~9月 菁紫色の花が咲く。果実は感冒薬や芳香から不眠効果が重宝され、枕に使われることも。

 

芽が切られたハマゴウ (7/30撮影)

砂中の幹根から再び芽が出てきた(8/31撮影)

波に洗われたハマゴウ

7月に切られて再発芽した芽の花(9/20)

同上

2012/09/29
小石の粒や砂岩、水の証拠を火星探査機が送ってきました。

火星で水は、こんな風に流れていたに違いない!想像をしながら水の惑星「地球」を撮りました。


撮るうちに、確信に近い気持ちになってきました!

なあ、カッパ君!


(↑ 丹後半島中央高台縁辺の沢。カッパの昼寝石)

うんだうんだ、次の楽しみは「命」だな。

 

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