宮津エコツアー · 12月 2019

12月 2019

「熊蟄穴」、、、え!、、、熊がどうした?

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「熊蟄穴」は、24節気72候の「大雪」その次候に当てられているもので、12月12日頃から5日間を当てます。読みは、熊、穴に蟄す、「くまあなにこもる」と言う意味。つまり、熊の冬眠は12月12日頃から、ということなのです。

ところが、どうしたことか、

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大晦日の世屋街道を闊歩しておりました。

上世屋の土手のスイセンも一輪開花。

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暖冬少雪であることを告げているようです。

気象や動植物の変化を暦にした72候は、このあと、以下のように辿って、

二月の立春初候、「東風解凍」へとつながります。

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二十四節気「大雪(たいせつ)」

・閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)12月7日頃
空が閉ざされ真冬となる。空をふさぐかのように重苦しい空が真冬の空です。

・熊蟄穴(くまあなにこもる)12月12日頃
熊が穴に入って冬ごもりする頃。何も食べずに過ごすため、秋に食いだめをします。

・鱖魚群(さけのうおむらがる)12月17日頃
鮭が群がって川を上る頃。川で生まれた鮭は、海を回遊し故郷の川へ帰ります。

二十四節気「冬至(とうじ)」

・乃東生(なつかれくさしょうず)12月22日頃
夏枯草が芽をだす頃。夏至の「乃東枯」に対応し、うつぼ草を表しています。

・麋角解(さわしかのつのおつる)12月27日頃
鹿の角が落ちる頃。「麋」は大鹿のことで、古い角を落として生え変わります。

・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)1月1日頃
雪の下で麦が芽をだす頃。浮き上がった芽を踏む「麦踏み」は日本独特の風習です。

二十四節気「小寒(しょうかん)」

・芹乃栄(せりすなわちさかう)1月5日頃
芹が盛んに育つ頃。春の七草のひとつで、7日の七草粥に入れて食べられます。

・水泉動(しみずあたたかをふくむ)1月10日頃
地中で凍っていた泉が動き始める頃。かすかなあたたかさを愛おしく感じる時期です。

・雉始雊(きじはじめてなく)1月15日頃
雉が鳴き始める頃。雄がケーンケーンと甲高い声をあげて求愛します。

二十四節気「大寒(だいかん)」

・款冬華(ふきのはなさく)1月20日頃
雪の下からふきのとうが顔をだす頃。香りが強くほろ苦いふきのとうは早春の味。

・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1月25日頃
沢に厚い氷が張りつめる頃。沢に流れる水さえも凍る厳冬ならではの風景です。

・鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)1月30日頃
鶏が鳥屋に入って卵を産み始める頃。本来、鶏は冬は産卵せず、春が近づくと卵を産みました。

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暖冬傾向とはいえ、寒暖の差は大きいです、体調に気を付けて、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇川、遠下付近の堰堤。

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すみません、水使いたいんです、田圃に!と頼む人とまあ、いいか、これなら、と認める魚たち、そんな話し合いの声が聞こえてくるようです。

人と魚族が川を共有している美しさは、見飽きることがありません。

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宇川の流域面積は54.2km2。

全長は17.89km、その大半は森林域で、野間地区の耕地率2%、

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流域の人口は、須川75人、野中97人、鞍内31人、遠下74人、計277人、、、、生活雑排水などの影響はまず考えられません。

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(↑ 川久保橋)

世屋高原、金剛童子山、太鼓山を水源とするこの宇川、清流度超一級河川として、誇るべき丹後半島の宝物です。この宇川は、清流のまま海に。

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宇川浦とも呼ばれていた平海岸。この美しさは、丹後半島の森と宇川の合作と言って良いのだろうとおもいます。。

竹野川河口北西に鈍色のスクリーン!

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荒波の上に立つ虹。

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令和元年の暮れ、ええもんみせてもらったと感謝感謝。

ちょっとちょっと、虹をみててくれませんか、海を見に来ていた少年たちに頼みました。

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どこから来たんだ?

宮津から。

どこへ行くんだ?

・・・・・・!

「ずっと幅広い選択肢が君たちにはある、あんな虹になれ、若者たち!」

今年締めくくりの一枚になりました。

おっとー、冬の波は気を付けなさいよ。

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ずっずずぅーと伸びてくるから。

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誰かがアートしたのか、はたまた、おのが意志で現れたのか、、、、

謎のストーンモンスター!

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駒倉へ下る道、山側の崖で遭遇。太古の堆積岩。日本海の底からのメッセージを携えている石です。

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翻訳すれば、「おめぇたち人間は、神になろうとしてるがょぉ、まだ十分に人間がなんたるかを理解できてねぇんじゃねぇか!幸せってことをもっと、突き詰めて考えるんだなぁ!」と言っているのかもしれません。

このストーンモンスターから少し下ったところに石碑。

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人間に、とりわけテクノロジーとやらを振り回す現代人に、未来を託すことはできるのか、神様は問いかけます。

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学びの意味と教育の目的は、いつでもどこでも、その答えを求める事なのでしょう。

 

 

「朝晩は特に寒く、秋を通り越して、冬を感じます。」

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「わたし自身この4月に京丹後市民となったので、特別な一年だったなと感じています。この丹後暮らしで周りの景色も、いつの間にか生い茂る緑から鮮やかな赤や黄色に変わり、季節の移り変わりの早さに驚くと同時に、目で季節を感じられる日本の良さを再認識しました。」

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京丹後市の広報12月号その編集後記「つぶやき」の一節です。

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(↑ 大宮町三重にて)

師走号ですから、「朝晩は特に寒く、秋を通り越して、冬を感じます。」で始まるんですけれど、「わたし自身この4月に京丹後市民となったので、特別な一年だったなと感じています。」とおっしゃっていることに、まず、おっと思い、、
この丹後暮らしで「周りの景色も、いつの間にか生い茂る緑から鮮やかな赤や黄色に変わり、
季節の移り変わりの早さに驚くと同時に、」に続く「目で季節を感じられる日本の良さを再認識しました。」というそこにほおぉ。とくに「再認識」 その言葉にかんたんふをつけました。

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(↑ 五十河 小町公園の蕎麦屋)
「再認識」は、再確認とよく似ています、
けれど   、意味の深さが違う、価値の評価を伴います。
しばらく忘れていたり、一度価値のないものとして見捨てていたものを再び認識すること。

英語に訳すともっとわかりやすくなる。
I saw that in a new light          new [fresh] light
see ~ in a new light ~に対して新しい見方をする、~を新しい見地から見る、~の新しい面を見る – 見直す
「改めて、その価値を認めたり、評価すること」

地域や自然や暮らし方について、そういう機会を提供すること、それが、わたしどもの仕事、形や匂いや音も味も総合的に、、、、なので、「目で季節を感じられる日本の良さを再認識しました。」大きなそれこそ鬼の鉄棒のような感嘆符をつけたわけです。

里山、丹後に巡る四季のものがたりが当たり前でないものだ、そう言われたらこれはほんとに嬉しいことです。

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(↑ 京丹後市宇川海岸)
そらは青い 海はなお青い、山もまた青いこの青を基準に白くなったり黒くなったり紅くなったり茶色になったり、、飽きません。
山がある里がある川がある畑がある田圃がある、お宮さんがあるお寺がある、雨が降る雪が降る虹が架かる鳥が飛ぶ、、、、、、、、

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(↑ 令和の大改装が進む真名井神社)

そのあたりまえが、100年1000年と続きますように、と願う年の暮れです。

 

このコスモス、咲いたまま年を越しそうです!

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越年コスモス!見たことがありません。

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日置交差点を世屋方向に、保育所前の畑です。

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稲刈り後の種まきですから、丈は小さくても、花は一人前。

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それにしても、季節感に関わるこの現象、珍しいといやぁ珍しいです。

けれど、こんな事も、昨今の気象異常を思うと、変事かも。

「そういやぁ、カラスがよう鳴いとったなぁ」の類の何かの前触れなのかとちょっと不安な気もします。

「仁のある政治をする為政者が現れると降り立つ聖なる獣・麒麟を呼ぶのは、 一体どの戦国武将なのか…新たな時代の大河ドラマが今始まる!」とNHK。

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(↑ 野田川 まるぜん書店さん)

ドラマのテーマは、「仁」。「そうだ、麒麟の来る国に、な!」と、長谷川君演じる光秀さん!

その「仁」とは?

孔子様は「人間にとってもっとも普遍的で包括的、根源的な愛を意味するもの」といちづけて、

『論語』では、

  • 「巧言令色(言葉を巧みに飾り、顔色をとり作ったりするような)な人に仁はない」(学而
  • 「仁者のみがよく(公平に)人を愛し、よく人を悪(にく)む(憎む時も道理に基づき傾かない)」(里仁
  • 「いやしくても、仁を志したなら、悪しきことは無くなる」(里仁)
  • 「仁は遠くにあるものではなく、仁を欲すれば、ここに仁は至る」(述而
  • 「仁者は憂えず」(子罕
  • 「剛(私心なく無欲)毅(意思強く思い切りがよい)木(ありのままで飾り気なく)訥(とつ・口下手)は仁に近い」(子路
  • 「仁者は必ず勇があるが、勇者は必ずしも仁があるわけではない」(憲問

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丹後の町の本屋にあふれる光秀本。始まる前に、こんな事があったでしょうか。地球環境は世界の規模で今も乱世。中村医師が暗殺され、若者の志が封じられ、核兵器が脅しに使われる、、仁の志を宿して乱世の困難に立ち向かうリーダー像がないことの強い不安と危機感の反映かもしれません。

さて、「そうだ、麒麟の来る国に、な!」

こういう志を持った人物が丹後にも一人。

稲富一夢斎。

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ぜひ、「花なき峰」、お読みください。宮津、京丹後市の図書館にあります。

そして、町にもお祭りを盛り上げる準備。

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(↑ 岩滝 須津 酒源さん)

仁に思いをいたす人と人が楽しく、しっかり手をつなぎあえればいいですね。

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(↑ 宮津 たんごでだんご さん)

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以下 NHK 大河ドラマ『麒麟がくるwww.nhk.or.jp/kirin/より

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「麒麟がくる」メインビジュアルができあがりました!

タイトルバックを手掛けてくれたチームが「麒麟がくる」の世界観をそのまま一枚に焼き付けてくれました。光秀の兜の前立てにも使われていた不動明王のイメージさながらに中央に立ち尽くす長谷川さんの光秀は、困難な乱世に立ち向かう強い意志に満ちています。

そして大きなアンバーの空白はまだ見ぬ希望と平和の象徴・麒麟を待ち受けるたくさんの人々の願いを表しています。争いごとを人間はどうしたらなくせるのか。

500年前の日本人にとっても、2020年に生きる僕たちにとっても、切実なこのテーマにこのドラマで挑みたい、そんな思いに満ちた一枚を作っていただけたと思っています。

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「花の中にだってヒマワリもあれば、人目につかない所でひっそりと咲く月見草もある」

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野村選手は、1975年5月22日、後楽園球場で、600号本塁打を達成しました。

史上二人目の快挙です。試合後のインタビューで、此の言葉を発したといいます。大観衆が期待し祝うべきもの!しかし、その日の観客は7,000人ほど。大記録を祝う人数ではなかったのです。時のスター王や長嶋だったらこんな人数では無かったはず。

「自分をこれまで支えてきたのは、王や長嶋がいてくれたからだと思う。人の目の前で華々しい野球をやり、こっちは人の目のふれない場所で寂しくやってきた。悔しい思いもした。」

そういう心情を吐露したあとに、自分は月夜に咲く月見草!

王さんや長島さんを吹っ飛ばし、野村選手を、本当の意味で日本のスターに押し上げたのは、此の言葉ではなかったでしょうか。

♪つうきぃもぉしってぇるうおいぁーのぉいぃきぃじぃー(月も知ってるおいらの意気地)♪

月とのつきあいのほうが、日本人は長いのです。何月何日、、月が日より先に来ることでも明らか。

彼が通算26年、プロ野球選手として戦って残した記録。
試合         3017
打席          11970
打数           10472
安打         2901
本塁打        657
三振    1478
四球   1252
敬遠    189
死球     122
盗塁    117
盗塁死    64
打点      1988

そして、残した言葉。

「重荷があるからこそ、人は努力するのである。
重荷があるからこそ、大地にしっかりと足をつけて歩いていける。」

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重荷があるからこそ、、、、

冬の重い黒雲を背負う、丹後の町中には、こんな看板も。

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巨人の長嶋茂雄や王貞治が義経なら、野村選手はさながら、弁慶なのかも!

野村語録には他に

◆不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば
器用な人間より不器用な方が、最後は勝つよ。

◆ 「もうダメ」ではなく、「まだダメ」なのだ。

自分を確認する言葉をもっていらっしゃるのに感心しておりましたが、 「将来は歌手になろうとコーラス部に所属したり、俳優を目指して映画館通いなどをしていた」ということを聞いて納得しました。かれこそ、丹後の風土が育てた日本のエンターティンナー!

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丹後へいらっしゃるおりには、ぜひ網野まで!。

 

 

 

枝分かれが多くて、大樹です。

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経ヶ岬から蒲入の間のトンネル、蒲入側にあります。

この樹、なんの樹?

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「エ」
え、なんといっいいました?
「エ」
ちょっとちょっと
冗談はよしこさんですよ、
いえ、昔々の呼び方は「え」だったそうですよ。
なのでということなのでしょう、この樹は、エノキ。
ケヤキやムクノキなどとともに根張り(地際の幹)の美しさは日本の樹木でもナンバーワン。各地の一里塚や神社仏閣に植栽され、その巨木が今日でも見られるという代物です。

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チェックしました。

◆エノキ – Wikipedia
◆エノキ(榎) – 庭木図鑑 植木ペディア

完璧にまとめてあっておもしろいです。以下、その引用。
知ってると丹後半島一周道路ドライブが、楽しくなりますよ。

なんで
諸説あります。
・エノキという名の由来
①信長、家康、秀忠、家光のうちの誰かが、(マツ以外の)「余の木(ヨノキ)」を一里塚に植えるよう命じ、これに応じる形で植えられたのがこの木であったためヨノキが転じてエノキとなった、②縁起の良い木を意味する「嘉樹(ヨノキ)」が転じてエノキとなった、③秋にできる朱色の実は小鳥や森の生き物に人気が高く、「餌の木」からエノキとなった、さらに
頑丈であるためカマツカと同じように農具(カマなど)の「柄」を作るのに使われ、「柄の木」=エノキと命名されたという説
持つ特徴を捉えています。
神社やお寺に多い なんで
・エノキは「縁」に通じることから「縁結びの木」あるいは「縁切りの木(縁切りエノキ)」として使う俗信があった。縁を結ぶにはエノキに願をかけ、縁を切る場合は、人知れずそっとエノキの葉を食べると良いらしい。「縁の木」と呼んでありがたがり、御神木とする場合もある。
初詣も間近、そんな眼で樹を見るとおもしろいですね、

エノキの好きな虫は?
オオムラサキやヤマトタマムシ、ゴマダラチョウ、テングチョウには欠かせない餌であり、これらはエノキの葉を食べて育ち、エノキの葉の裏でサナギとなる。
人は?

新芽は食用になる  食べられるの?
飢饉や食糧難の時代にはエノキの若菜を米と一緒に炊き込んで「糧飯(カテメシ)」として人間が食べることもあった。
つまり
。雌花の後には球形のカラフルな実ができ、9~10月に熟す。直径は6~8ミリ程度で果皮には甘味があり、昔の子供はコレをおやつにした。

葉の表面で自分の爪を磨いてみることである。ムクノキの葉はザラザラしており、爪を磨くことができるが、エノキはツルツルしていて爪磨きにはならない。
・エノキの幹は灰色で直立し、最大で直径1.5mほどになる。樹皮はケヤキやムクノキのように剥離しないが、表面にイボイボが多く、触れるとザラザラする

樹形はケヤキに似るが、エノキの葉はケヤキよりも肉厚で緑が濃い、

等々。

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生育地は?  日本以外では中国の中北部、台湾及び朝鮮半島に分布する。つまり東アジアを代表する樹、このエリアのサッカーや野球の大会は、「エノキカップ」と名付けるといいかもしれません。

 

海の京都・丹後では、日本スイセン開花!

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new year lilyと英語ではいいます。

温かい所のものというイメージがありますが、対馬暖流という湯たんぽをもつ丹後は、京都ではもっとも暖かいのです。

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さて、このスイセン、鹿の生息域のまっただ中に咲きます。

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初冬、緑の無くなる時期に、スイセンが彼らの目にとまらないはずはありません。

なのにそのスイセンが鹿に食べられないのは、秘密があります。植物は、動物から自身を防御するためにアルカロイドという苦味物質を生産する能力を進化により獲得したといわれますが、アルカロイドを含有する植物は、キンポウゲ科、ケシ科、ナス科、ヒガンバナ科、マメ科、メギ科、ユリ科、トウダイグサ科、ウマノスズクサ科  など高等植物はおよそ10から25%の種がアルカロイドを含んでいるということ。此のスイセンもヒガンバナ科で強力なアルカロイド植物なのです。

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特に鱗茎に、C6-C-N-C1-C6ユニットからなるノルベラジンアルカロイド(norbelladine alkaloid )を含んでいて、
これを摂取すると、消化管粘膜が刺激をうけ、激しい嘔吐や下痢、食欲不振、昏睡、低体温などの中毒を起こすと言うこと。

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間違ってもたべてはいけないものではあるのですが、しかし、良薬口に苦しで、これらのアルカロイドの類は

例えば、

アジュマリン  抗不整脈
アトロピン、スコポラミン、ヒオスシアミン  抗コリン
ビンブラスチン、ビンクリスチン  抗腫瘍
ビンカミン  血管拡張、高血圧治療
コデイン  鎮咳去痰薬
コカイン  麻酔薬
コルヒチン  痛風の治療薬 

モルヒネ  鎮痛
レセルピン  高血圧治療
ツボクラリン  筋弛緩
フィゾスチグミン  アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
キニジン  抗不整脈
キニーネ  解熱、抗マラリア
エメチン  抗原虫薬
麦角アルカロイド  アドレナリン作動薬、血管拡張、高血圧治療

などに処方されるとか。

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また、一方で動物はアルカロイドを解毒する能力を発達させてきた歴史があり、この辺りの鹿も今後、スイセンアルカロイド耐性を持つものが生まれないとはいえません。

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