宮津エコツアー · 11月 2015

11月 2015

まあ、熊のすることといったら!

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無数の爪痕。

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つぎはうちの柿、せっかく豊作なのに、熊より人に食べて欲しいので、手をこまねいて熊にたべられるよりはと、売り歩きました。

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「かきやー あかーがき   えだつきー あかぁがきー」

そしたら、かきやさん、、ちょとちょっと 枝付きのくださいなた お花活けにいいと

そのお家て゛は、 ハナユズがたくさんなったんですって。それじゃあ取り替えっこしましょう(^.^)。

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さて、人はビタミンCを自分で作る能力を進化の途中で失ってしまったため、果物や野菜で補わなければならないのです。そこで、その柿とユズの合体をこころみました。

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バター蒸しの柿にユズ果汁かけ。なかなかですよ、小長谷さんの蜂蜜か゛あればなおいいとおもいました。、、、こういうのが地産地消、小さな経済循環なんでしょう。

府中のIさんは写真家です。
植えたのは彼がもってきてくださったヒガンバナ。

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こんな経過です、、、
耕作放棄後久しい棚田跡の斜面を切り払ってみましたが、そこに現れた段の跡を見ながらおっしゃるのです。
「花があったらええなあ。」
花木景観ゾーンとか摘み取り自由のフキ特区とか活用を図れればいいんですけどね、などと相槌を打っていたのです。しかし問題はイノシシ。ええかげんなものはあかんでなぁ、猪に強くて里山景観になじむ植物という課題にこたえるのでないと、、、かりそめにも日本の里100!だし、、、ということで、これしかない、、そうです、ヒガンバナ!

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彼の脳裏には吸蜜にくるヒガンバナとアゲハチョウと里山の絵がみえているのかもしれません。府中にはいっぱいさいとるで、と持ってきてくださったのです。

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(↑ 宮津市観光推進会議 11/25  講演 PP)
再びススキや笹、タニウツギ、イタドリ、クズなどが覆う猪ランドに戻すのか、里山ネイチャーパークとして里山人の管理下に取り戻すのか、、

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扉を開くのはいつでもなんでもささやかな「レジスタント」から、

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そう念じながら、世屋の大地に『夢』の種をゆだねました。

この尾根の木々。ブナです。

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台風23号の被害を免れている巨樹のようにみえます。林道成相線からみられます。

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さて、見上げるたびに誘う山の声。「いつくるんや」。まねかれているのにいかんわけにはいかないじゃないですか。下から直接行くか上からまいてくるか、どうしようかと。まあコースはともかく、いっしょしませんか

災害無線のサイレン!
身構えます、
「当地方に、、、、」重々しい声に聞き耳を立てます「ハロウ警報がでました」

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昨日の夕方は、海に湧いた積乱雲を夕日が染めていましたのでやっぱり。

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直接の関係は薄くても、警報は警報。海上に雲が湧くのは、季節風が日本海から吹き込むため。雲の大きさ寒波の強さは比例します。さほどではないなと思ったのはたかのくくりすぎだったかも。

さて表へて゛て、南を見ると日が差しているのに北の空は鉛色。弁当忘れても傘忘れるな!いわゆる「うらにし」。気分的にはああ、うらに(め)しぃ!

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ではありますが、波を逆立たせる風がこの雲の塊を押し流してくるので、曇り→雨→晴れ→曇り→がくり返される形になります、間に雲が切れる間がある、

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その時虹が立つ、これが梅雨など他の季節の雨とは違うところ。日本海側特有の気象現象です。

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太平洋側にはない、なので丹後に虹を見にいく、ついでにブリしゃぶかカニをたべる!そんなツアーもありかも。

 

柿ウンチ

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こっちのはもっと大きなモミジウンチ!

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ウンチの主の熊さん、

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スパイクつけているから木登りはおてのもの。

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よほどたくさんお食べになったのでしょう、鈴なりの柿は里のレストラン。
タヌキもテンもヒヨドリも カラスも 小鳥たちもみんなリピータ。
IMG_5630かき

けれどもほんとi、食べてもらいたいのは、人、とくにこどもたち 。うちのレストランは食べ放題、お土産付て゛ご招待したい、、、そういうてはるような気がします。

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そこで、生食では消費て゛きないのなら、柿を柿酢、、これに魅力を感じております。柿酢について、情報をお持ちの方おしえていただけませんか。

♪海は優しく語るなり 山は声なく諭すなり 響き合いつつ生きんかな♪                   、、、、日置小校歌。

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海は母さんにたとえられます、としたら、山は父さん 父さん母さんに見守られて子どもは力を合わせて育つ、、、そんなメッセージを込めた歌なんでしょう。なかなか優れた校歌です。 作詞は伊達一男先生(元宮津中学校長?)

さて、ここで開かれた学習発表会。

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世屋川調査の源流調べに関わった関係で案内をいただきました。

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世屋川は、ブナ域の半島稜線を源流として地滑り地形の棚田の里をへて河岸段丘の谷を穿ち、それらの土石を溜めた扇状地をつくって宮津湾に注ぐ流路延長6.8キロメートル流域面積は16.2平方キロメートル(甲子園球場約4百個分)の川です。

山と川のつながり、源流と下流を一続きの物としてとらえての発表。

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木子の森に世屋川の赤ちゃんがいる!なんと素敵なとらえ方なんでしょう、森は海の恋人!に匹敵しませんか(^.^)

発表する子どもさんたち、しっかりしたパフォーマンスでよく責任を果たしていたことに感心しました。

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ところで、この学習に当たって、『出前語らい(世屋川が昔と変わってきたのはなぜ?なぜ昔より世屋川の水が少なくなったのか?なぜ昔より世屋川の生き物が少なくなったのか?)』(丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所)で学んでいらっしゃるようです。
その語らいのなかて゛、「河底の深掘れ防ぐため、落差工(らくさこう)を作って勾配を緩くしていますが、以前は魚が遡上(そじょう)することができないようなものも作られていました。近年では生態系にも配慮して階段形状にするなど、小さな魚でも上流にいくことができるような魚道工(ぎょどうこう)を作ります。魚道工がないと洪水で魚が流されてしまったとき、魚がいなくなってしまう場所が出来てしまいます。」というようなお話もされています。
※出前語らい(世屋川が昔と変わってきたのはなぜ?)/京都府ホームページ京都府丹後広域振興局 > 丹後土木事務所

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世屋川下流にも「魚が遡上(そじょう)することができないようなもの」か゛つくられています。しかし、土木行政も生き物との共生への配慮の無い工事はあらためる方向になっています。ですから、その状況もみていくことも大事なことだし、その勉強がよりよい世屋川をとりもどすことのきっかけになるかもしれません。

子どもがつなげてくれた上流と下流、これは大人も同じこと、「海は優しく語るなり 山は声なく諭すなり 響き合いつつ生きんかな」
上流と下流か゛しっかりつながっていい川にしていきたいものだと思いました。

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子ども分水嶺トレッキング、来年の春も予定しています、こんなこともプログラムのなかに取り入れたいと思いました。

いろいろ勉強になった学習会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

第3回世屋の森・モデルフォレスト研修教育プログラム「森を知ろう小学生子どもプラン」

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さて、森は晩秋、ほとんどの木は葉を落として冬支度。

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(↑ 樹齢350年の大ブナ)

いまごろそんな森に入ってなにかみるものがあるの!ご心配なく!あるんですよ!

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(↑ヤブコウジ)
キノコ

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(↑ナメコ)
熊棚、鳥の巣、葉っぱがおちているからみられます。

木にはそれぞれにそれぞれの匂い。

さまざまな木の形が楽しめます。ベンチになる木もあります。

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落葉からどの木からおちたものかもわかるんですよ、

大きな葉っぱはこの木、小さな葉っぱはこの木

この葉っぱのおかあさんはどれかなぁ、あてっこなんかとっても楽しい、
大人バージョンお弁当

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子どもバージョンお弁当

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(↑ 弁当 ペンション自給自足 さん製)

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■君、何歳?

◇六つ!

□ぼく、七歳!

■上世屋内山ブナ林縦走最年少記録だよ!
春、またいらっしゃい!森がいってくれたような気がしました。

ちなみに、今回のプラン、参加くださったお客さんや海星公園のスタッフの方、小学校の先生などのご協力を頂いてできました。

、、、、、、、、、、、

第3回プログラムのご案内
「丹後分水嶺ブナ林トレッキング小学生子どもプラン」

◇内容  森を知ろう(感じよう触れよう登ろう汗をかこう)

◇場所・コース
上世屋・内山京都府自然環境特別保全地域
世屋→内山自然観察道コース
※ エリア紹介チラシ参照 駒倉入山口→内山ブナハウス下山
※ 下山後、丹後郷土資料館を見学して解散します。

◇日時   平成27年11月 22日(日) 9~15時

◇サポート引率 宮津世屋エコツーリズムガイドの会
※全員自然観察指導員資格を所有

◇募集人数と対象 約10人 保護者もしくは準ずる方同伴の小学生

◇参加費  食事代、保険料 →650円 ※大人子ども共通
丹後郷土資料館入館料→ 子ども70円 大人250円

◇集合・解散  丹後郷土資料館駐車場

◇服装・履き物・持ち物
体を動かせる温かい服装、雨具、運動靴、
水筒、おやつ、手袋 リュック 等
※ 配車について
集合場所、入山口、下山地がそれぞれ違います。
配車分乗についてご協力をお願いします。

内山ブナハウス

※トレッキング
郷土資料館

駒倉入山口

上世屋

谷沿いのモミジがいいですよ。

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とくに、成相新観音、おおふ゛な付近。

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ちった葉もすてきです。

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三連休は、晴れもしくは雨なしの予想。あがってらっしゃいませんか。

また、学校跡グランド土手のもみじ、一回り大きくなりました。

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植栽したころは小学二年生といった風情でしたが、いまは小学校5年生くらい。

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これも楽しみにそだてたいとおもっています。

 

 

六地蔵さん、米だし地蔵さんのお話のモデルさんです。

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この花、下世屋のHさんがわけてくださったものです。

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売り先がある訳でも無く、また、畑に戻すのだということ。
すこし盛りはすぎたのもありますが、充分見ることができます。もったいないわなぁ、ということでわけてもらってええですかとたのんだとこまではよかったのですが、どこにどうするということもなく六地蔵さんの前をとおりかかったら、おじそ゛う様と目がパチーン、

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下世屋のお婆ちゃんからのもらいものですが、と供えさせてもらいました。

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それにしても、ちょっとした物でも欲しい人もあるのです、一方に余るものもある、そうだったらもらってもらうシステム、おばあちゃんミニ農園の「余剰農産物」の利活用というんですか、そんなシステムがあればお互いにいいのになあと思いました。たとえば、常吉百貨店のような例もあります、

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里の公共員という制度もあるじゃないですか、そういう立場のかたの仕事の一つににしてくた゛さるとか、知恵はいくつもありますけれど!

、、、、なぁぁそうおもいならんか、お地蔵さん!

これが目的でいととめさんに。

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うまいんですよ、バラ寿司が丹後の東の横綱ならこれは西の横綱。

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さて、このぼた餅、、この家族が囲んだら、、、!

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「棚からぼた餅」。「開いた口に牡丹餅」牡丹餅で腰打つ  ともいうんだって。

あっほ、宝くじならもしかして、と言うことがあるけれど、牡丹餅は棚から落ちてこず  じゃ!

わからんで、 棚っちゃあ食器棚なのか神棚か、本棚 戸棚蚕棚 なんだろうけど、地震で神棚のが落ちてくることかもしれん
思いがけない幸運が転がり込んでほしい、切なる願いわからんかなぁ
ほなら 地震を待っている訳かいな、そんなおそろしい、茶碗や本やなんやかやの下敷きになってぼた餅どころのさわぎかいな、、

「牡丹餅食って砂糖の木に登る」幸せの絶頂!牡丹餅の塩の過ぎたのと女の口の過ぎたのは取り返しがつかない、、

そういうこった、

牡丹餅は米 辛抱は金 それはいみがふかぁい。
あんなあ、古典でぼんさんがぼた餅をつくってくったいう話ならったで、
いうてみ、
「今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち、宵のつれづれに、「いざ、かいもちひせむ。」と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり。さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて、片方に寄りて、寝たるよしにて、いで来るを待ちけるに、すでにしいだしたるさまにて、ひしめき合ひたり。」このかいもちひ というのが、ぼた餅※だって、、、
ほんまきゃあ、ここらじでは、きゃあもちいうたら、ほれ、ゆるごいうてクズ米にヨモギを混ぜた餅であんこを包んだ餅のことだでえ、
ほんま、あした先生にいうてみよう(^.^)

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この三世代ご家族、京都農協 府中支店 玄関に展示されています。
こんなことをいいながら、家族みんなで楽しくいただくのがいいようです。良く出来た作品なので、想像してしまいました。

※ そばがき という説もあります。ぼた餅でも「きゃあもち」でもなんでも、なんだろうと状況を想像しながら考えることが大切なのです。

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