宮津エコツアー · 4月 2018

4月 2018

 

何かが起きる!

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内山ブナ林の水がいいので五十河田んぼのコメはうまいのだと思っていましたが、もう一つ

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お日様の祝福でした。

田植え時期にお日様が顔を出されるサミットを「鼓ケ岳」といいます。

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鼓とは祈りと願いの時に使うもの、豊作を願う特別の意味を込めて「鼓ケ岳」と言い伝えてきたのだと納得しました。

さて、その田植えのシーズンに穀物神豊受さまのご神花とされるのがフジ、

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稲穂が、フジ花穂のようにたわわに首をたれるように、という、これも願いを込めてのことでしょう、

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そんなありがたいフジ、今丹後の野山に咲き誇っています。

とくにおすすめは上世屋の学校跡地の藤棚。

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全長50mはなかなかの見ものですよ。

 

 

H30.4.29.京都新聞の丹後中丹版に紹介記事が掲載されました!

丹後縦貫林道リフレッシュ工事の完了記念として、3月末に発行されました。

この「丹後縦貫林道ものがたり」は、単なるガイドブックではなく、林道を介したそこで暮らす人のものがたりです。

すでに希望者への配布予定部数はなくなりましたが、図書館や観光案内所で見ていただけると思います。

300429丹後縦貫林道ものがたり・京都L

緑の髪が素敵だね

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と岩に言ったら

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ニコッとしました、というところでしょうか。

ちなみに、この岩の髪は、イワガラミです。

 

けれども、古びたものはなんでも妖力をもつとか、

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夜には化かされないように用心してくださいね

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この岩、tango縦貫スーパー林道の畑の里の上、栗田半島が美しく展望できる付近で、皆さんを待ち受けています。

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連休には、海の京都展望ラインtango縦貫スーパー林道を辿ってごらんになりませんか。

雨 悲しい!

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雨 心配!

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雨 嬉しい!

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雨 きもちぇぇ!

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雨 忙しい!

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雨への思いも様々な一日。

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虫が来ないのでチューリップもお休みです。

「暖色のなかで一番明るい黄色は、もっとも目を引く色として救助用具にも採用される。」と土肥あき子さん。

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「蜜や花粉を採取する昆虫の色覚が、黄色を捉えやすいからということらしい」とも。

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ホントにそうよと世屋の菜の花。

この土肥さんの一文は

「橋の裏まで 菜の花の 水明り」鳥井保和さんの句を取り上げての鑑賞文の一節。

その全文!

「暖色のなかで一番明るい黄色は、もっとも目を引く色として救助用具にも採用される。堤一面の菜の花が川面を染め、橋の裏にまで映えているという掲句に、春の持つ圧倒的な迫力を感じる。これからの季節、菜の花を始め、山吹、れんぎょう、たんぽぽと黄色の花が咲き続く。蜜や花粉を採取する昆虫の色覚が、黄色を捉えやすいからということらしいが、長い冬から解放された大地が、まず一斉に黄色の花を咲かせることが、生への渇望のようにも見え、頼もしくも身じろぐような凄みもある。「橋の裏」という普段ひんやりと薄暗いところまで光りを届けるような菜の花を、作者は牧歌的に美しいというより、積極的に攻める色として見ているのではないだろうか。山村暮鳥の「いちめんのなのはな」にも文字を連ねることで鬼気迫る感覚を引き出しているが、掲句にも大地が明るすぎる黄色に染まるこの季節の、おだやかな狂気が詠まれているように思うのだった。〈樹齢等しく満開の花並木〉〈水を飲む頸まで浸けて羽抜鶏〉『吃水』(2010)所収。」April 13 2010 付けのweb『増殖する俳句歳時記。

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「長い冬から解放された大地が、まず一斉に黄色の花を咲かせることが、生への渇望のようにも見え、頼もしくも身じろぐような凄みもある。」

、、、、なるほど、「生への渇望」!ですか、、

さて、季節は、移ろい、大地は、春の黄色から緑滴る夏色へ。

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虫の目を引くためという花の色も、緑との対応で目立つ色へと変わります。

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フジや朴木、ガマズミなどその開花が、ことしは十日早い感じがします。

また、夏は仕事の季節。

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大地の春の色はそのために元気をたっぷり吸っておけ、という贈り物なのかもしれません。

 

 

 

 

お、 Z巻き!

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ヤマフジです。

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フジの種類は、ヤマフジとノダフジの二つ。ヤマフジの生育エリアは「近畿地方以西〜九州の低山の林縁や明るい樹林内に生える。」とされます。近畿以西というのは兵庫県以西。なので関西では一般的にはノダフジ。けれども、コウノトリが但馬から飛来する丹後、中でも、せゃ高原はどちらも見ることができる重宝なエリアなんです。

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野山の花は桜から藤の季節を迎えます。

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対照的な弦の巻き方はでいえば、を ヤマフジ 右肩上がり右巻きZ巻き、 ノダフジ左肩上がり左巻きS巻きですから、鉢に入れ庭に置くなら、ヤマフジのほうですか、右肩上がりのほうがありがたくてめでたいです、から!。

一字観公園から見下ろす宮津、天橋立にもはや五月の気配。

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ここに昨日来、早馬での急ぎの知らせがかけこむように、飛び込んできたニュース。

「2020年にNHKで放送される大河ドラマ(第59作)が、明智光秀を主人公とした長谷川博己(41)主演、脚本池端俊策で『麒麟(きりん)がくる』と19日、発表された」とのこと。

眼下の世界、この付近、は旧盟主一色氏と光秀が娘を嫁にやった盟友細川家と連合して丹後攻略にあたったところ。光秀は、峯山にも攻め入ったということですから、その展望地の一字観公園も取り上げていかれることでしょう。

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ところで、与謝宮津と内陸京丹後へはいずれの道をとっても峠を越えなければなりません。山田断層が隆起して山を作ったのです。この大内峠もその一つ。さて、この峠を越えるとき、光秀は、「おおうち」ともうすか、してなぜおおうちともうすのじゃ?と問うたかどうか。

「おおうち」、その語源ですが、これは、その断層による造山運動が関係しています。つまり、山が大きく崩れ落ちてできた崖を登らなければならない、そこで、「大落ち峠」。これは災害地名なんです。大落ちの意味が忘れられてが「大内」に変わったのですが、忘れてはいけませんよ、災害は忘れたころにやってくるのですから。

これ、「丹後縦貫林道ものがたり」を読んでいただくと見当がつきますよ。

子宝に恵まれなかったカエルの夫婦が、世屋の観音さんに祈って祈ってしたら、こんな娘が生まれました。

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チューリップのように美しい姫、

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世屋の土から生まれたので、世屋姫さまだとみんなとってもとっても喜びました。

そして、世屋姫でいっぱいにしようと、棚田のあとを生かしてチューリップ畑にしたところ、村はとってもにぎわったのだとさ。

いちがぶらり!

銚子の滝は残った、、、

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秋に起きたがけ崩れ、手当てできずに冬を迎え、春にはなったものの追い打ちをかけたのが雪解けと春の嵐の豪雨。

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規模は、高さ約30m幅約50mはあるでしょうか、

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しっかりと根をはっていることには定評があるケヤキも立木のまま滑り落ちています。

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原因は、地質が柔らかい堆積岩に地下水を通さない地層があったことに加え、根張りの浅い植林地が崖の上部にあったことが崩落を誘引したというところなのでしょうか。

また、復旧という現実問題については、工事には桁違いの予算が必要かもしれない、まだなにも手が付けられていないのが現状だということ。

こんな中、人命と水道施設と観音堂と銚子の滝が直接の被害をまぬかれたこと、まずは、おかんのんさまの法力というのか、不幸中の幸いを喜ぶところなのでしょう。霊気の立ち込めたもとの観音渓谷がよみがえるのは長い先のことになりそうです。

この惨状を見るにつけ、思うのは、崩れたがけの延長線に植林された木々が大きくなっていること。ここも処理しておくほうがいいかなぁと思っています。観音様なんかは、こういうところに森林活用税は投入できれば景観もよくなるし、一挙両得だとおもってらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

鯉の滝登り!

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竹竿をしならせて翻らせる魚群!

ええもんみせてもらいましたでぇという気分です。

鯉は滝を昇る、「黄河上流にある竜門の滝と呼ばれる急流を登りきれた鯉は、化して竜になる」ということです。

心身大出世を果たすという意味で用いられます。
丹後の鯉たちは滝登りたちはに挑む根性をもっている。

強風注意報下でも下ろさないのは、それを見せたい、主催者の意図と心意気なんでしょう。

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としたら、風の強い日にこそ見にくる値打があるということです。

ちなみに、鰻登りということばもあります。丹後の鯉のぼりの人気が鰻登りに高まればいいですねというように使い分けします。

日本に戻ってきた鰻の稚魚たちは、ほんとに滝を登ります。鰻なりの方法で越えて上流をめざすんですよ。

丹後半島の先端伊根町野室の断崖絶壁から日本海に落ちるたかへらの滝には、その話が伝わっています。

そんなウナギが「化して竜になる」と言われないのは、当たり前すぎる、みんな登ってしまうからなんでしょうんね。ウナギの滝登り、別の意味のことわざになりそうです。

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