宮津エコツアー · 7月 2013

7月 2013

歌集『一握の砂』を詠むのに、丹後の海岸はぴったり!

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頬につたふ

なみだのごはず

一握の砂を示しし人を忘れず

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(↑はまごう)

ひと夜さに嵐来りて築きたる

この砂山は

何の墓ぞも

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(↑ イソスミレとウンラン)

しつとりと

なみだを吸へる砂の玉

なみだは重きものにしあるかな

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(↑ ハマウツボのやれ茎)

大海にむかひて一人

七八日

泣きなむとすと家を出でにき

、、、、、、センチメンタルな気分に浸ったあとは、碇高原で気分転換。

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※ ウンランは、海蘭。ゴマノハグサ科ウンラン属。花期は夏の終わり。

 

 

 

オミナエシは「美しい人」を意味します。

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「美人部為」、 「佳人部為」とかいて、万葉集では「おみなえし」と読みました。

「わが郷に 今咲く花の 美人部為(オミナエシ) あかぬ情(こころ)に なお恋けり」 詠み人知らず

※意味、おみなえしが咲いた、あの子もさぞかし美しくなっていることだろうなあ

その後、古今集頃には女郎花と標記するようになったということです。

「女郎花(オミナエシ) 秋の野風に うちなびき 心ひとつを 誰によすらむ」左大臣藤原時平

※ 意味、おみなえしよ あんたの胸には今誰ガすんでいるのかね

松尾芭蕉も詠みました。

・ひよろひよろと なほ露けしや 女郎花、、、、 あくまでも美人路線です。

小林一茶も詠みました、

・よろよろは 我もまけぬぞ 女郎花

一茶さんは、きれい事はいいません(^.^)

ナデシコさいて集まる虫たち、

スズメガ

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モンキアゲハ

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来年は、「人」を集めますよ 「わたし」を見に行こう上世屋へといわせますよ!とナデシコ(^.^)

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ナデシコ咲く休憩所でスケッチするご夫婦、

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神戸からだそうです。

 

黒いアゲハが目につくようになりました。

さて、カラスアゲハとミヤマカラスアゲハとはよく似ています。

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ガイドとしては、その違いを見分けて、あれは、□□です、と言いたいじゃないですか(^.^)

愛好家は、後翅の赤斑とか、後翅裏面の白い弓状のラインとかがポイントとか、あるいは「ミヤマカラスアゲハは前翅と後翅に明るいグリーンの帯状の模様があります。」と簡単ゲーにいいなります。

気持ちは、あなたは、ミヤマカラスアゲハ!と言いたいところです。

でも、カラスアゲハにも、この帯状の模様、ハッキリとしたものでなくともあるそうです。と言うことなら、カラスアゲハかも。

松尾さん、判定してください(^.^)

※松尾さんの鑑定

結論 カラスアゲハ! 根拠 個体がきれい。ミヤマカラスの夏型の発生は、7月の初め。その頃に羽化した個体は、今頃は羽の損傷が目立つはず。とのこと。

 

ヤマボウシの現在。

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かっては、こんなでした。5月29日。

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さて、花をみたら、その植物を知ったような気になりがちなのが、わたしたち!花がその後どんな実をつけるのか、意外と盲点になっている所です。

けれども、植物が種の保存と繁栄を図るためつけるのが花、そして受粉し実をつけ、取りや風に委ね散布し、発芽のチャンスを待ちます。植物は、そういうサイクルで見てくれ、といってるはずです。そして、花も様々なら、実も様々。

これは、サルナシ。

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これは、ケンポナシ。

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これは、、、えーっと!

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、、、ツノハシバミ。

これは、ミズキ。

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もう8月、山のものは実りを急いでいます。ガイドウオークの見所です。

 

 

「遊び方を知っている大人たちへ、ホンモノを知っている大人たちへ、美食を知っている大人たちへ、知りたがりの大人たちへ。 知的な大人のための関西発の情報誌、旅・食・モノなど大人の贅沢な時間、スタイル、こだわりを追及する雑誌です。」と謳う 雑誌「大人組」!

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購読者の感想 ①

「関西限定の内容で、ミドルエイジからシニア層対象の情報雑誌ってあまりないですね。一度は訪れたことのある場所や聞き覚えのある地名が出てくると、なんとなく心が騒ぎます。そんな情報が満載の「大人組」を家族で読んだ後、医院の待合室のマガジンラックに収まり、最後はヨレヨレになってお役御免というのがうちのサイクルになっています。お勧めの一冊ですね。」

今回の特集、「はなより丹後 京の海』

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購読者の感想②

「関西在住で毎月読んでいます。「大人本」と銘打った本はたくさんありますが、これは企画や店選びにおいてひと味違う気がします。読み応えのあるエッセイも毎回楽しみだし。ありきたりな情報誌は読み飽きた、という人におすすめです。」

で、何をいいたいかというと、そのP43。

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購読者の感想③

「子育ても一段落して、少し余裕が出来てきた女性たちにぴったりの雑誌ですね。装丁が上品なのもいい。各号ごとの特集も興味をそそります。手の届く「非現実の世界」といったところでしょうか。それぞれのエッセイも個性豊かで楽しみです。特に私達の世代は「あのジローズのジンタン」の名前を見ただけで涙もの、毎回楽しみにしています。是非一度、手にしていただきたい雑誌です。」

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つまり、何をいいたいかというと、「ジャンル」におさまっていたら明日はひらけない、AというジャンルとZというジャンルとが会えばとんでもないスケールの化学反応が起こるかもしれないという対馬シェフのメッセージ!ウオーク&イート四回目は、このテラスをお食事会場にしていただく予定です(^.^)

集中豪雨が各地で暮らしを脅かし、ところによっては大きな被害をだしています。

世屋の里にとって、テレビが伝える山崩れ、地滑りなどは他人事ではありません、

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里の棚田地形は、その地滑りによってうまれたと言われているのですから。

テレビのインタビューに古老が「こんな降り方、見たことも聞いたこともありません」と答えられる豪雨に、この地も幾度となく襲われたのでしょう。

お見舞い申し上げます。

さて、なでしこにもこの雨は降ります。

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万葉歌人たちは、雨のなでしこも歌いました。

我が背子が  宿のなでしこ日並べて 雨は降れども色も変らず                 大原真人今城  巻20-4442

(何日も雨が続いていますが、あなた様の庭のなでしこは色も変わらずきれいに咲き続けていますね。)

天平勝宝7年(西暦755)5月9日、の歌と伝えます。世屋の開村と伝える804年に先立つこと約50年頃のこと。

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大伴家持の邸宅での宴で詠まれた歌と言うことです。

大伴氏は武門の家、家持さん自身も律令制下の高級官吏として政争の日々を送られたかた。歌の意図は、つまり、「ぶれませんね、ぶれちゃいけませんよ」というメッセージなのでしょうか(^.^)

「とうぎぼうし」ではありませんか、あるいは「トキソウとギボウシ」かも?

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まだ対応された様子はありません、、、しぶといM市教育委員会(`ヘ´)

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「植物学などの自然科学の研鑽場所として貴重な」おおふけ湿原も、ため息ついているのではないですか。

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今、盛りのノリウツギに交じって、オニユリ、見に来て欲しいと思っているのに、、、!

あるいはほんとに「ときぼうし」という種があるのかもしれません

「時紡師(トキボウシ)のお前でも」 海鳥の主な仕事は、その能力名の通り、断裂した時の 流れを縫合する能力を持っている。」

(凍える星の、時の中 | 美しい夜空)という文章にトキボウシ(時紡師)がおりますから。

ので、その時はあしからず(^.^)

 

林や湿地の中に流水環境が残されている世屋の里では、いまオニヤンマが見時です。

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(↑ 左上にいます)

林道や休憩所グランドなど広いところで待てば、行ったり来たり、またホバリングしたりしながら、餌を摂っているのに出会えます。
遮断機のバーのような黒と黄色のしま模様は、獲物の目をごまかすためでしょうか。
日本最大のトンボですから、成虫になるまで5年を要すると言うことです。

アマガエル 冷たいコーヒー ねだりおり

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あついあつい、ちょっとまっとれ こうたるで(^.^)

世屋への行き来に立ち寄る日置農協駐車場の自販機です。

見回すと、三匹いました。

アマガエルは、樹上での生活に適応し、動くものに反応して捕食するところから、自動販売機の灯りに虫たちの集まる自動販売機は格好の狩り場です。

すぐ逃げることがなく、子どもにも扱いやすいアマガエルではありますが、皮膚の粘液には毒が含まれているので、要注意です。

 

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