宮津エコツアー · 8月 2012

8月 2012

2012/08/31
籠神社前の横断歩道がいっぱいです。

「どちらから?」
大阪、天王寺 せいふう
「あの清風!何年生?」
中三、、、、
「 ふーん!」


ウオーキングという服装ではありません、精風出身の知人はお伊勢参拝の話をしていたので、籠神社参拝?

いやいや今日は8月31日!三年生は秋の陣、進学合宿なのでしょう!


それなら静かな落ち着いた環境の天の橋立は最適。しっかりがんばってくたださい。

ともかくたくさんの生徒さんたちが籠神社の駐車場から移動されていきました。

2012/08/31

我が宿の、萩花咲けり、見に来ませ、いま二日だみ、あらば散りなむ

(萩の花が咲きましたよ 見においでください。早く来ないと散ってしまいますよ)
巫部麻蘇娘子(かむなぎべのまそをとめ

イーポート世屋しおぎり荘・秋の音楽会が次のように組まれています。


9月15日
秋風にアイリッシュミュージックをのせて
出演城田じゅんじ 内藤希花

10月13日
ジャズ ナイト イン シオギリ2012
出演 ふじいみち いけながかずみ よしのひろし 他
11月17日
バロック音楽とワインと料理が紡ぐ世屋の夜
出演 井幡万友美 チェンバロ    他
と、予定が組まれています。
いずれもチャージ料、ディナーを含んで10,000円

とっておきのミュージシャンを招いて地元素材の食とコラボ、深まる世屋の秋を楽しみにきてください、と椙谷館長。詳しくは、0772-27-1471 へお問い合わせください。

今年のGWに続き、8月12日~15日に世屋に滞在した大津市の竹内です。

エコツアー(世屋・高山ガイド部会)のブログでも紹介していただきましたが、今回の世屋訪問で、GWのときに、安田様をはじめ皆様のご厚意で植えさせていただいた稲に再会を果たすことができました。子どもが、田んぼに無造作にそっと置いた程度の苗が、周りの稲と遜色なく育っている姿を確認でき、家族一同感動の瞬間でした。

9月下旬が稲刈りとお聞きしましたが、出来れば立ち会わせていただきたいです。そして、子どもに茶碗二杯のご飯を味わってほしいと思っています。

世屋には、今回で2回目の訪問ですが、ますます世屋の魅力にとりつかれました。

世屋の人情、風景、自然はとても魅力的で、いずれも次代に引き継いでほしい貴重な財産です!

また世屋で過ごす時間を楽しみにしています!

取り急ぎ、お礼申し上げます。有難うございました。

(追伸)

子どもが描いた、上世屋の世屋川沿いの笹葺き屋根の家の絵を添付します。

 

2012/08/31

台風が遠ざかっていくのでしょう。西の空の雲が薄くなり、青空から傾いた日が棚田に差しました。

故郷の空  作詞・大和田建樹

1.夕空晴れて秋風吹き
月影落ちて鈴虫鳴く

思へば遠し故郷の空
ああ、我が父母いかにおはす

2.澄行く水に秋萩たれ
玉なす露は、ススキに満つ

思へば似たり、故郷の野邊
ああわが弟妹(はらから)たれと遊ぶ

 

 

2012/08/31
決勝リーグ準々決勝韓国戦、

ヤングナデシコたち、明るく力強く勝ち上がりました。

(↑ 朝日TV報道ステーション)
夢は叶う!なでしこジャパンの蒔いた種。

声援をおくるサポーター25,000。これもなでしこジャパンのまいた種。

世屋の里に咲き広がるナデシコ。

これも、なでしこジャパンの蒔いた種。

「いっぱい泣いて、いっぱい笑え」宮間選手のメッセージ。

なでしこの夢ぎっしりつめた種、いっぱいつけています。

2012/08/30
台風接近に伴って湿った大気が吹き込んだおかげで、世屋は昨夜から雨。しかもかなり激しい風雨。待ちに待った雨でした。雨上がりの畑で野菜の苗を植え付けるMさん。


「ようやくふりましたね。」「まだ中まではしみ通ってないので」とちょっと畝の土を掬って見せてくれた土は白いまま。「もう少し降ってもらわんと」「なに植えてるんですか」「 赤カブ」。
河床が乾いていた沢に水音が蘇ったと、うれしそうに作業を続けられました。
とにかく雨が降ったことは休憩所交流ノートに記録しておかないと、と思って開いたノートには、29日に訪れていただいたた方のこんな感想が記されていました。


「久しぶりに天の橋立にきてこちらに立ち寄りました。かねてより世屋高原について話を聞いておりましたが、来てみて、棚田の美しいこと、集落のたたずまい、ここから見る海、そしてブナ林など心豊かに生活できるかけがえのない里という印象を強く持ちました。また訪れてみたいと思っております。


この里の奥にある施設でライブ(クラシックもジャズも)をやっておいでとか、有名なN響のひとたち藤森さん(チェロN響主席)たちもおいでとか、私たちも来て聴きたい、この自然の中で、、、。絶えることなく、しかし、ひっそりと永く続いてほしい地域ですね。 (南山城の地から。)」

K・K様、

エコのツーリズム、文化のツーリズム、そして農(グリーン)ノツーリズム、癒やしのツーリズム、、、一言でくくってニューツーリズム、世屋の「ツーリズム」はそういう方向ですすめばいいのだ!と意を強くしました。ありがとうございます。

またのおいでの時は、ぜひ宮津エコツー協議会、世屋高山ガイド部会にご連絡ください。思い出作りのお手伝させていただけたらと思います。

 

2012/08/30
キク科の多年草「あざみ」には、春のノアザミと秋の山アザミがあります。山アザミは、薄紫色の頭状花をたくさんつけるのが特徴です。あずまやまあざみを基本にしながら、すずかやまあざみなど生育地によって微妙に異なりを持つものを変種とします。


丹後に咲くのは、おはらめあざみ。

比叡山に多く生育し、頭に花籠を載せて売り歩く女性に似ているということです。命名したのは京都の学者さんなのでしょう。

アフロでずんぐりしたノアザミの花姿にたいして、細身の総苞にはそこはかとない色気を感じます。この学者さん、山アザミを介して、大原の花売り娘の間に、何か深いドラマがあったのでしょうか。

 

2012/08/30

鳥に食べてもらう、風に乗せる、はじき飛ばす、、、草木は、様々な環境で種を残すために趣向をこらした方法で種子を散布します。
木の実も草の実も、形・大きさなどは千差万別。そこがおもしろいところです。
さて、水の染み出す岸壁に根を貼り付け生育するおおばぎぼし。

名の通り、大きな葉。しだれる長い花穂に種をつけています。

(↑ 実 8/30 林道)

その鞘に入っている種、芥子粒のような大きさなのです。
このさき、どのように展開するのでしょうか。
ちなみに、リュウゼツラン亜科ギボウシ属。

標準和名は、蕾に注目して、橋の欄干の擬宝珠に似ているところからのものが採用されています。

(上 花 7/5 宇川)

東北の知人は、この葉に着目して名がついているといいます。若葉が、ウリの皮の色ににているので、「うるい」。ビタミン、ミネラルたっぷりの山菜として人気なのだそうです。

2012/08/30
ツツジの仲間は大型で春咲きの花が多いので、秋咲きの小さな花、これもツツジ科というと、そうなのー!といわれる花です。反り返った花びら、突き出た雌しべに特徴があり、白に赤みをふくんだ花色も魅力。

、、、と、ここまでにしておけばいいのに、、、続けます。全草有毒。蜂蜜業者は箱の置き場所に注意するほどの毒性。酩酊昏睡、痙攣などを起こすといいます。秋の野辺に目立つのも、鹿や家畜が避けるためです。

 

2012/08/30

山の木の実が色づいています。
《トチ》


クマの好物。ブナが凶作のことしは、この木にも寄ってくることでしょう。人も、特に山間部では、大切な食糧として重宝にしました。
《オニグルミ》


リスや赤ネズミたちの好物。体の大きなリスは抱えて回して囓ります。小さな赤ネズミは一点突破。囓られた実の形で、どちらに食べられたものかわかります。丹後半島の海岸で貝殻拾いをしているとよく見つかります。

この方たちはどちらも水気の多いところが好き。実の形も湿潤地指向。丸ければ落ちた実が転がるのは、しめっている方です。公園樹としてよく見られる木ですが、生育環境と関連させて見たいものです。

《サルナシ》


実の形がヤマナシのよう。キウイの仲間ですが、毛はありません。果実酒にも向いています。ブナ同様、今年は、不なり年のようです。

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