宮津エコツアー · 3月 2015

3月 2015

大江山スキー場へ行く途中山の中に白いもの発見

DSCN4080タムシバタムシバが咲きだしていました。林道ではまだ寒いので咲いてませんでしたが・・・

茶屋ガ成るへ到着

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本日は霞んで写真では橋立が写りません。

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茶屋ガ成る。春らしい装いです。

 

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オオカメノキ(スイカズラ科)も蕾が膨らんできました。

 

DSCN4059ダンコウバイ

ダンコウバイ(クスノキ科)満開です。

 

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キブシ(キブシ科)今茶屋ガ成るへ行く途中林道では一番目立ちます。

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茶屋ガ成るからマルバマンサク(マンサク科)が目立ってきます。

4月5日、≪早春の杉山林道を歩こう≫を計画しています。今の時期しか見られない花たちを見に行きませんか!!

 

 

モクレンや  白い花火を 空に揚げ   世屋野蕪村

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花はええですなぁ、、、

米も作らんなんし、イモも植えんなんけど、、花をみとったらどういうんか、元気が湧いてくるんですで、、、とてるみさん。

それは彼女の口癖。

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田圃仕事は花暦。花に促され花に癒やされて、花との長い深いつきあいを感じさせる口癖です。

枝の先の芽を、葉にしたり花にしたりするのはフロリゲンというホルモンの働きで、そのホルモンを受け取った芽が花になる、そして、気温や日照時間を見計らいながら開花していくんですってね。

春咲く花は、一度寒さを経験し、日差しが長くなってくると同時に開花への準備を始めます。

山の林には、ダンコウバイ。

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クスノキ科クロモジ属で、葉っぱの形がスプーンのように丸かったり、フォークのように割れていたりというおもしろい特徴を持っています。

多くはなく、府県によってはRDB指定。

田圃には、タネツケバナ。

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さて、「たねつけ」。この部分は時期によって二つ違う意味で理解されるというおもしろい草です。

早春の花の時期には、「種漬け花」。稲の種籾を水に漬けて選別することを行う時期の目安花。
もう一つは、花が終わって種が出来、その種を飛ばす時期。鞘がねじれて勢いよくはじき飛ばす様子を見立てたのが、「種付け馬」。

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この草も、サラダや汁の実に可。また、尿道や膀胱の炎症などに種も含めて薬効がある薬草ということです。

 

宮津市街地では桜が開花し、杉山にも春が訪れていました。
3月30日快晴の日に杉山を歩いて来ました。茶屋ガ成るの少し先まで・・・・

杉山の代表的な花、ヒュウガミズキやダンコウバイが咲いていました。

 

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ヒュウガミズキ(マンサク科)  

 

DSCN4044林道入口にはミツマタが、今丁度満開です

 

 

杉山林道にはまだ少し雪が残っていて、やはり杉山は寒いんだなあ~と・・・

 

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茶屋ガ成る少し手前にはこんな雪があります。

 

 

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茶屋ガ成るへ

続きます・・・・

 

葉と花が一緒で一重咲き、花弁は五枚、花はうすめの紅色、、そして、ソメイヨシノより早く、彼岸頃から咲く!そういうサクラをいただきました。

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なんですが、種名を尋ねても「?」。
自然交雑しやすいサクラは交配を重ねて600種を越す品種が作り出されているということです。
名もなき野のサクラ、というのはありません。名はあるはず。幸い、入門書になるサイトも充実していて目の保養がてらあたってみましたところこのサクラ、【さくら写真館】www.higan.sakura.ne.jp/sakura_pictureによるところの、「陽光」という品種に近い感じがしました。

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『「天城吉野」と「緋寒桜」を交配した桜で、愛媛県の高岡氏により作られた』ということです。

神奈川から宮津世屋へいらしたご家族です。

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そのはじまりは一本の電話から。

上世屋へはとうしたらいけますか?早春の里山を、神奈川から三人ですと。

上世屋へは日置でバスに乗れば上がってくることが出来ることをおつたえしましたら、その後プランニングをご自分たちでされて、あらためて連絡を受けました。

行きます。
三人!とおっしゃっていましたので、お友達同士の気楽旅かと思ってましたら、出会ってみたら、子どもさん連れ。

頭のコンピューターしばしぴこぴこびこびこ状態。
日本の里巡りだということ。日本の里ったってこどもさんが喜ばれるようなものなにもないんですけどまたどうしてとうかがうと、それがいいんです、春のものをみせてくださいと。

こうなると、よっしゃあ、、です。フキノトウ 雄花雌花ありますよ、つくしんぼ、どこ継いだ!ヤブカンゾウ、これはこれだけでサラダです、

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庭先のフクジュソウはパラボラアンテナで熱を中心に集めるという仕組みを持っているんですって、、エンゴサク紫水晶みたいですね。きれいに見えても有毒でウスバシロチョウという蝶だけがこれを食べるんです、

仕上げは卵からはやオタマジャクシになったヤマアカガエル!という経過です。

お米は無農薬天日干しのしか買いません、なにもなくても日本の里をあじわいたい、子育てにも暮らしにもポリシーを持った素敵なご家族でした。

乗降フリーのバス、自然とむきあう暮らしをいとなんできたおばあちゃんととみおくりました。

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今夜は伊根の舟屋宿ということでした。

※日本の里100選 上世屋 ウオーク 参照

ameblo.jp/collabo-club/entry-10905889802.htmlキャッシュ

春直前の世屋の里。

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Tさんは山の田圃へことし初。

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「4時には帰ってきておくれよ!」
さて、『春直前世屋の昔噺を楽しむ会』開演を待つのみの会場

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「ここがかいじょうですよぉ、」目印を高く掲げて。

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靴靴靴靴、、、

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よみがえるふる里の語り。

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春の歌

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春の味、、春の言葉 春の音

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春の心、、、、

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ごたぼうな日々のなか参加いただいて自然と人と、ふる里と、、そして私たちの明日は、、、、思いをいっぱいをつめた「ふるさと」の集いにしてただきました皆様、ありがとうございました‥

京都府ソーシャルビジネスセンターの支援をいただいて実現したこの企画、

参加者43名。丹後一円、京都市内、大阪、滋賀からも参加がありました。
会場は、ガイドの会事務所として借りている古民家を改修し、ホールとした里山ギャラリーを使いました。
口伝えで受けつがれてきた昔話。文字としては残されていますが文字では発音イントネーションはなくなります。採録現場の音源が発見されました。それを実際の語りとして再生しようと、語りの専門家とともに取り組み、発表にこぎ着けたものものです。
「里山昔話弁当」というお題で発注した夕食は、40食。地元のペンションが農家から食材を集めてメニューして下さり、企画を通して地域にお金が回る形がつくれていました。 地域に根ざして作る文化それが価値なのだとあらためて認識しました。

宮津市、京都新聞、FM丹後さまによる広報、天橋立ユースその他おおくのご協力を頂いて盛会裡に終了することができました。心よりお礼もうしあげます。

 

 

緩やかな曲線が美しい田圃と土手の間の溝、

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田圃の水はおちていますか゛溝にはたまっています。里山は多くの生物植物の生息地というのも、水が一年中溜まっているこういう水環境が保たれているところがあるからなのです。

また、山の水は汚れてなくかつミネラルも豊富。米作りにはゆうことなし。

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けれども一つ問題、それは冷たいこと。稲にはこまるのです。そこでもこの溝が役にたっています。7月19日 気温24度だったとき、田に入るとき水口20℃だった水は 出口では27℃だったという観察があります。出口に向かってゆっくり動く間に温められるのです。それを水路と田の間でやっておこう、そして水がまろやかに稲にあたるようにという工夫、山の田圃ではコナワと呼んでいます。

春の立役者,つくし!

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寒の戻りの粒雪も埋めかねている風情。
土からでる小さな命を見る目を持った俳人といえば一茶さん
◇田鼠の穴からぬつと土筆かな 小林一茶
◇畠打や子が這ひ歩くつくし原 一茶

この土筆、食べていいのはもちろんだけれども、スギナの子だけあって「お茶」にすると優れもの
ものによると
・ガンの予防・・・ビタミンC、ビタミンA
・自律神経失調症・・・ナトリウム、カリウム不足が原因
・老化防止・動脈硬化の予防
などと効能が紹介してあるものもあります(^.^)

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ところで、Yさん、タケ茶のブレンド相手、このツクシかもしれませんよ

世屋の昔噺を楽しむ会・・いよいよです!

3月28日開催の「世屋の昔噺を楽しむ会」の案内が、24日付け京都新聞に掲載されました。 26日中に申込みいただ […]...
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世屋の昔噺を楽しむ会の案内

今福の滝~ダイラ道~赤岩山へ 早春の花を見ながら、ダイラ道からは天橋立を眺めて・・・

DSCN1319 0033昔の街道を下る DSCN1202天然杉赤岩山
概要 天然スギと早春に咲くタムシバ、ヒュウガミズキ、ダンコウバイなどなど白や黄色い花が迎えてくれます。
実施 4月8日(水) 午前9時~午後4時
所要時間 約7時間程度
集合場所 午前9時 今福の滝駐車場
受入人数 最少催行2人
参加料金 1000円(ガイド料、傷害保険、パンフレット等)
持ち物 水筒、雨具、防寒着 山歩きできる服装と靴
お申込先 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津杉山ガイド部会 久古直子 電話・fax 0772-22-4739

■集合場所

今福の滝駐車場 KTR喜多駅から2~3キロ

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