宮津エコツアー · 12月 2018

12月 2018

「鯨」踏切を行くKTR。

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2018年もいよいよ大晦日。

振り返ってみると、今年一番は 京都府丹後広域振興局森づくり推進室様のご支援をえながら「丹後縦貫林道ものがたり」を作成できたこと。

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準備した700部をほぼ受け取って頂くことが出来ました。
『丹後縦貫林道ものがたり』、丹後の自然・歴史・文化・なにより人間のすばらしさを伝える貴重な一冊ですね。一読して、編集された方々の自然への愛、情報の精査、読者への信頼、未来への責任感、、、。美しいものがいっぱい詰まっていて、心が躍りました。ますます丹後半島を訪れてみたくなりました。』東京で出版に関わる編集者の方からいただいた感想です。あるいは「いずれの地域でも昔のままの環境を維持することに大変苦慮されている実情のあるなか、この冊子は同じように里山の保全に熱い思いを持つ地域の皆様にとって、とても重要なヒントがたくさん詰まっているような気がいたしました。」こんな感想もいただいています。

そんな感想に励まされて、改訂増補し、第二版を目指してきました。

第一版では、何がそこにあるのか、どんな暮らしや自然があるのか、それを道はどう結んでいるのか、そのあらましをまとめてみました。第二版には、さらに川の生き物や山の木の大きさの調査、林道の新しい仲間などを新しく加える事が出来そうです。

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来春早くには形にしたいと、割付構成、デザインの相談も進めてもらっています。

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医師で詩人の谷口謙先生の『私説郷土考』は、「小さな ずんぐり 親指の頭のような半島だ」で始まります。古代から現代まで丹後半島で起こっていたことを医師の目で語られるこの詩は続きます、「連日 人々は都市部に走り けんめいに 観光化を計っている残された町 だけど ぼくがうまれ 生涯を終えるだろう土地 古い歴史 鮮やかな山と海」と。
丹後縦貫林道は、その親指の頭のような半島に「残された町」を結ぶ山の道です。

二版に予定の、 ~序・「希望」の道~です。

阿蘇海、与謝の海(宮津湾)、栗田湾、舞鶴湾、伊根湾、久美浜湾、若狭湾そして日本海、丹後のどの町もどれかの海を望み、抱き、海に面している。丹後は確かに海の京都だ。
1980年、その海を鳥のように見せてくれる道がこの半島の山麓を、約50kmに渡って走った。。丹後縦貫林道と名付けられた。牧場ができた、スキー場ができた、旅行村が出来た、しかし、人足はいつのまにか途絶えた。道路の付け替えともいうほどの手直しも必要とした。
2017年秋、太鼓山線 角突山線 成相線 大内線 奥寄線 全五線が再びむすばれた。この道は、山陰海岸ジオパーク、若狭湾国定公園、「世界で 最も美しい湾クラブ」加盟の海を展望しながら、命あふれる生物多様性保全上重要里地里山500、日本の里100の里、京都府景観資産選定地を含む丹後天橋立大江山国定公園、「海の京都」・丹後半島を縦に貫き走る。
丹後半島は日本海の水平線の丸みの向こうに、故郷の大陸をみたいと思っているかのように、いまも隆起を続けている。私たちの来し方と行く先を、もっと高いところから見せようとしているのかもしれないとしたら、この道に託されたのは、私たち人間、そして一緒に生きる仲間たちの「希望」に他ならない。

、、、、、、、、、、、、、、、

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このガイドブックを、丹後の奥深いところへ踏みいるために、役立てていただける事を願いながら、来る2019年もこの「ものがたり」を「けんめいに」績み、紡ぎ続けていきたいとかんがえています。良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

ロンドンパリバリピカッソダダーン!

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丹後の雪祭りはにぎやかで華やかなんです!

なんですか、年末のこの雪は!

屁みたい、しめった線香花火みたいじゃないですか、

いじょう、異常です!

と、誹っていたら、降るんです、本格的に。

雪有り月に雪が無い、それこそ異常、

ロンドンパリバリピカッソダダーン!

ロンドンパリバリピカッソダンダダーーン!

北の空に向かって、叫びながらの年の暮れです。

 

 

秋、10月のようですが、実は、12月21日!

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(上 大宮町森本付近)

春、3月のようですが、じつは、12月24日!

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(上 岩滝町 お菓子の館前付近)

あったかいクリスマスに温かい贈り物二つ

まずは、イルミネーション。

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「いちは」と「かる」と読めませんか!

どちらも、上世屋で生まれて、自分の孫のようにかわいがっている子供の名前。

もう一つはサンタのプレゼント。

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「小さな花の歌」の歌詞看板。絵と書は川嶋英子さん、スケッチは法月俊雄さん、制作施工は谷津さん、皆さんの協力で出来ました。

ただし、年末に寒波襲来、大雪の予想もあるところから、そうそうに雪囲いです。

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お披露目は少し先の予定です。

冬ソナの樹に冬

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三本のこの樹たちの胸高周径、いずれも3m以上。環境省巨樹基準を満たしています。

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なかでも、周径370cmの樹は、環境省巨樹データベースに登録されている、メタセコイアの部では全国三位相当。

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とはいうものの、メタセコイアの場合は、この比較にはあまり意味がないようです。

「メタセコイアの化石は日本各地の新生代第三紀層に見られ、カナダ北部・シベリア・グリーンランドなど北半球の北極周辺に広く分布していた[3]。1939年に日本の関西地方の第三紀層で、常緑種のセコイアに似た落葉種の植物遺体(化石の1種)が発見された[4]。発見者の三木茂により、セコイアに「のちの、変わった」という意味の接頭語である「メタ」をつけて[5]「メタセコイア」と命名され[6]、1941年に学会へ発表された[7]。それまで発見されていたヌマスギやセコイアと異なると考え、メタセコイア属を設けた。また、落葉樹であることも推定した[5]。
当初、「化石」として発見されたために絶滅した種とされていたが、1945年に中国四川省磨刀渓村(現在は湖北省利川市)の「水杉(スイサン)」が同種とされ、現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれることも多い。
1949年に日本と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、全国各地の公園、並木道、校庭などに植えられている。」とウィクペディァ。

つまり、全国のメタセコイアはみな同い年、70歳。最高が420cm、二位380cm、、、、その差は土質とか環境だけの違いなのでしょう。

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金さんがここにたったのは昭和11年、1936年。金さんは83歳。メタセコイアは13歳も若いのに、これだけの樹に。この成長力ははんぱないですね。

上世屋校庭跡のこの樹のおもしろいのは、この付近の化石地層からメタセコイアの葉っぱ化石が見つかっていますから、その意味で、先祖と巡り会ったというのか、ふるさとへ里帰りしたということなのかなと思います。

「これからも成長を見守っていきたいです」

 

 

 

 

 

 

生きている化石と

 

ですょは、

映す①

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森本の赤米田が、夕照の内山を映します

映す②

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延利の水張り田が出雲の国に沈む日を映します。IMG_4172

映す③

車のフロントガラスと水溜まりが、山の老夫婦が町で結婚した息子に孫が授かることを祈ってともしたイルミネーションを映します。

水あればこそ映る!そして、それを写す!

水の国日本、ばんざぁいといった気分です。

よくみておれよ

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花を?

グラスの方!

どうして?

いいから、見てろよ

いつまでみてるの?かわんないよ!

雲からお日さんが顔を出すまでまってろ。

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あれぇ!

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すごぉーい!

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このグラス、だれがつくったの?

石川硝子工藝舎の石川さんだ。

このグラス、どうしたの?

「ひ・み・つ」

上世屋の「里山サロン&フォトギャラリーカエルとその仲間たち」

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川北亮司児童文学文庫のコーナーが新しく出来ました。

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里山で「川北亮司」を読もう!

なぜって?

町の「今」に向かう元気が蘇ること請け合いますよ。

宮津湾初冬の夕暮れ

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1592年、数隻の舟が宮津から日置へ渡りました。そのなかに、細川たまさん。明日をも知れぬ味土野への旅です。

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後に彼女は、こんな歌を残して戦世に散りました。

「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

この辞世の歌は、実は、この舟旅の間に出来ていたのかもしれません。

戦世に武将の娘に生まれた玉さんの懐の覚悟を、栗田半島の山は見ていたのでしょう。

 

 

 

え、雪

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「いま、10月の終わり頃じゃなかったの!」

現実を認識するまで、タイムラグ。

「ほっぺたつねってくれ」

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しかし、錯覚ではなく白い季節の到来は現実のこと。

そうと知ったら、急げ雪の里へ!

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そこには、今だけ!

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ここだけ

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あなただけ、

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雪化粧した世界が待ってくれていました。

てるみさんいわく、「岩滝の孫がスキーしにいくって電話してきた、まんだスキーができるほどたまっとりゃせんのに。」

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さて、冬を待ちきれない子ども対象の冬の企画が海星公園で出来ています。

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うーむ、

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小学3~6年の児童に、「丹後を愛し!」という呼びかけってつうじる?!

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それはそうと、金さん、今冬はどれくらい積もるだろうねぇ!

 

晩秋の世屋

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そして棚田たち。

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八日、九日に今年最初の降雪予報、雪に埋まるのも間もなくです。

さて、これから来る冬、せやのバスもつづら折りの雪道に挑みます。

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けれどつづら折りの坂道を定時に行き来する紅白の小さなバスの勇姿が、来春は見られないという事情が伝わっています。

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理由は、バス運行維持に必要な運転手さんの確保ができないということ、、寂しい限りです。しかし、過疎地の足は別の案で保証するということなので、この冬、できるだけその姿、おさめてみたいと思います。

 

 

 

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