2012/10/23
薬草、どんなもんでも、薬草でしたなあ、むかしは、医者へいけるもんでもないし、薬売りの薬もあるもんでもないし、金もかかるし、、、だから母親はいっつも薬になる草、滋養になる草いうのをゆうとりました、と、てるみさん。
どんなものですか?
センブリちゅうですか、ちいさいもんですで、おおきなっても、親指と中指の先っぽくらいのもの、百姓は元気に働けなあかんですで、それにはまずしっかり食べること、でもむかしのことええもん、やわらかいもの消化のええもんたべとりませんでな、
かならず煎じて飲ましてくれました。
いまは、草場が無くなって、絶えてしまいましたわな、
「おのは」とか、「せきりぐさ」「だめ」いうのもちょうほうしましたで。
※「おのは」クロ花ヒキオコシ 、「せきりぐさ」ゲンノショウコ 「だめ」ドクダミ
(てるみさんの里芋畑)
さて、世屋の秋を楽しむ・薬草観察会が近づいてきました。
丹後の薬草は『丹後の薬草88選』に200種以上がリストアップ、そのうち88種が写真付きで使用法などが紹介されています。富川惇志先生の手になる労作です。それらを、秋の世屋の野で、小笠原巌先生の解説でご覧いただけると思います。募集人数20人で、現在、17名。健闘しています。
(↑ 現在ふるさとミュージアムで開催中の背板展のポスター写真になっている所)
お昼の世屋弁当も、今回は『薬膳』というお題で、研究してもらっています、合歓のマメやつるあずき、これご飯にまぜようか、とかそうそう、「ししうど」!これ、どうかしら、世屋では、「べんじょぐさ」ってたべられるものじゃないというけれど、わざわざそういうからには何かあるかもしれない。西洋では、ケーキにもつかうし、「あんじぇりか」、天使の花というほどのものよ、」など。お楽しみに、というところです。