丹後小町公園池の紅葉がピークです。
この池は、旧大宮町時代、平安京造営の時から唯一残る平安京の遺跡神泉苑の池を模したプランが採用されました。王朝絵巻の華やかさが楽しめるすてきな歴史公園として「熟成」してきました。
ちなみに、神泉、神苑とは、神がいるという霊妙な泉、天皇 のための庭園という意味です。
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この神泉苑に、かずかず伝わる伝承の中で真っ先にあげられるのが、小野小町の雨乞い伝承。
こういう話です。
ある大干魃の年、高僧が祈祷をおこなっても効果がなく、帝の勅命で小野小町が「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」との雨乞いの歌を詠んだところ、大雨が降ったという。意味は「我が国は日の本といいますから、陽が照るのも理屈でしょう。 でも、天(雨)が下ともいいますから、降ってもいいでしょうに」です。
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だから、小町公園池は、丹後の雨乞い池、
モミジの美しさに、雅楽の音と共に「ことわりや日の本なれば照りもせめ さりとてはまた天が下かは」と謡い舞う小町さんが見えるようですよ。