天空の里の空を月が渡っていきます。
金さんは月の光でも、本を読んでいらっしゃいます。 金さんは常々いいます、、、。
「書物は人間の心の養分」 「一日読まざれば一日衰える」 「真に正しい読書は、われわれに対して現実界を照らす光としての、真の叡智を与えるのみでなく、そこにはさらに実践への力と情熱までも、ある程度与えてくれる」、と国民教育の牽引者・森信三師がおっしゃっている(「人生論としての読書論」)、と。
金さん自身も、こう語っていらっしゃいます!
「•昔の木の実が今の大木になり、今の木の実が後世の大木になることを、良く理解して、大きいことを羨ましがらず、小さいことでも辱かしがらずに、速効性だけを求めず、日夜怠らずに少しずつでも、継続して行動することが肝心である。」
「•尊い人の道も書物に書いた時は、世の中を潤すことはなく、世の中の役に立つこともない。それは、水が凍ったようなものである。この氷となった書物は、胸中の熱を使って元の水に戻さなければ役に立たない。書物を理解して実行する力を尊ぶのである。」
(「二宮尊徳 二宮翁夜話」中央公論新社)