ムシロを二つ折りして、両側を縫い合わせ袋状にした入れ物がありました。それをカマスといいました。カマスというと魚を連想しますが、そうではないのです、塩や籾などを入れました。時には土をいれ土嚢にも使いました。
さて、薄緑が美しい繭。
。繭の形がカマスに米などを入れて膨らんだカマスの形ににているなぁ、と思いつく人があって、ヤマカマスと呼ぶ地方があるそうです。また親はヤママユガの仲間のウスタビガ。黄土色を基調にしたむくむくのガです、ウスタビの「タビ」は旅とか足袋ではなく、「手火」つまり提灯のことといいます。これも木にさがる繭の形がアイデアになっています。