2014年2月3日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
大ふけ湿原の上世屋側。
世屋川の始まりの一つです。湿原を覆っていた雪が解けて、湿地が顔を出しています。
勢いよく流出する水が海へ届けるのは山のミネラル。
特に海がほしがっているのは、鉄イオン。海中の藻や植物プランクトンの成長に必要な窒素の吸収のための、触媒の働きをしてくれるからです。その鉄のイオンを安定して届ける形にするのに働くのが山の腐葉土の中でできるフルボ酸。つまり雪解け水は大量に海にフルボサン鉄を供給しているのです。
長江のワカメがうまいのも背後の世屋の山々が豊かだからです。