阿蘇海夕焼け(15日)、
海の京都記念企画として夏休み中は天橋立砂浜ライトアップとか、天橋立の神様、協賛して毎日、こんな夕焼けにしてくださいませんか!
ところで、龍が空にうねる絵とともに、海の京都記念企画としてさまざまなコンセプトツアー・モデルコースが提案されています。その一つとしてアップされている里山国定公園の中核部分の丹後縦貫林道を利用した丹後半島高原めぐりの旅。
これ、お奨めです。日置から左に道をとって分け入る世屋の谷は、空にうねって描かれている龍の丹後の龍の原型が見られる谷だからです。このコースを利用される場合は、日本の里100の上世屋をじっくり見られることをお奨めしますよ、
ついでにフォトギャラリー「蛙と人と、、」にもお立ち寄りください。じっくりご案内しますよ。
しかし、アップされている紹介の中の家族旅行村の項の説明は何かの間違いだと思います!それと、工事中通行止め情報にも注意してください。
ところで、海の京都とはなんなのか、『「海の京都」で知った地域おこしの本質避けては通れないコンパクトシティー化』 として御立尚資さんがに次のようにかたっておられます。
「海の京都」をご存じだろうか。「京都」と聞いて思い浮かべるイメージとして、海の情景はなかなか浮かんでこないのだが、考えてみれば、京都府は日本海に面している。松島、宮島と並ぶ日本三景の一つ、天橋立は京都府宮津市にあるし、第二次大戦後の引揚港で、今は外航クルーズ船が発着する舞鶴も京都府である。神社仏閣、五花街と芸舞妓、そして京料理。こういったアイコンと京都のイメージがわかちがたく結びついているため、同じ京都府内であるにもかかわらず、北部の海に面した地域は「京都ブランド」や「京都ブーム」の恩恵を被ることが難しく、どうしても地域のイメージが埋没してしまう。こういった課題意識から、地元の有志と京都府が中心になって、「海の京都」という打ち出し方で、地域おこしをしようという試みが、ここ数年行われてきているのだ。実際に、「海の京都」ブランドが知名度を得るような例も出てきている。地元の足である北近畿タンゴ鉄道では、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」を手掛けた水戸岡鋭治氏の手になる「あかまつ」「くろまつ」「あおまつ」という車両が導入され、たびたび報道がなされている。観光キャンペーンや広報の甲斐もあってか、与謝野町の伊根の舟屋(海から直接アクセスできる船置きが階下にあり、二階は住居になっている建物)が、観光名所としてテレビ番組などで取り上げられる例も増えてきているようだ。
ところが最近、「海の京都」を手掛けている京都府の幹部の方に、お話を伺う機会があったのだが、その中で印象的な発言があった。「こういった『仕掛け』だけでは、本当に持続的な地域おこしにはならない。まずは、地元の方々が本当に地域のことを好きになること。もっと言えば、自分の子供たちに、『東京や大阪に出ろ』と言うのではなく、自信を持って、『地元に残れ』と言えるようになることが不可欠だ」という内容だ。
これは、なかなか本質を突いているような気がする。小山薫堂さんが熊本で「くまモン」のキャンペーンを始めた時、最初に手掛けたのも、熊本県民自身が熊本の良さを再発見するというビデオ作りだったという記憶がある。地元の方々が、地元を愛する。それが地域内部での「何かをやろう」というネットワークを作り上げ、強くしていく。多くの地域で、一過性の話題作りの仕掛けがそれだけで終わってしまうのは、しつこくやり続け、仲間の動きを相乗作用で強めていく「地域内部での運動ネットワーク」が欠けているケースが多いように見受けられる。こういうネットワークの背景にある「気持ち」を端的に表したのが、「自信を持って、地元に残れと言えるかどうか」という言葉なのだろう。~後略~ (日経ビジネス2014年10月14日 )
、、、、こういう裏テーマがあることを知っておくと振り回されずに、見所も変わってきて楽しみ方もいろいろつくっていけますね。