周りのミツバツツジたちはいっているかもしれない
私も植物って
「一つの命令に服従して、左をむき 右をむき一つの標的にひき金をひく。」『戦争』金子光晴、、、そういう存在だとおもっていました。
だから、それ以外の行動をするのは、『狂い咲き』と。
しかし、「千度もぼくは考えこんだ。一億とよばれる抵抗のなかで「なにが戦争なのだろう?」という言葉で始まる『戦争』という詩を書いた金子光晴さんが、
『一国をあげて戦争に酔っているとき、少なくとも、じぶんは醒めているということに、一つの誇りがあった。日本中の人間が誰一人、一旦獲得した自我や、人間の尊厳をかえりみようとするもののなくなったことは、恥ずかしいことだ。じぶん一人でもいい。踏み止まろう。踏み止まることがなんの効果のないことでも、それでいい。・・・僕も、人間の良心をつぐ人間になろうと考えた。一億一心という言葉が流行っていた。それならば、僕は、一億二心ということにしてもらおう。つまり、一億のうち、九千九百九十九万九千九百九十九にんと僕一人とが、相容れない、ちがった心を持っているのだから。」(『詩人 金子光晴自伝』平凡社より』と書いてらっしゃることを知りました。
そして、考えを変える必要を感じています。
気候は変動します、1月に森に光りが溢れ適度な気温にでもなれば、4月5月に咲くという「普通」が徒になる時代が来るかもしれないじゃないですか、
このミツバツツジ、千度も万度も考えこんだんでしょう。
そして、だした結論。
「じぶん一人でもいい。咲こう。明日寒波がきて、今咲くことがなんの効果のないことでも、それでいい。」この行動が、ミツバツツジの生育期間とエリアを広げ種の繁栄につながるかもしれません。