宮津エコツアー · 「いやいやいやいや これはー!」の連発  夏の草花観察会

「いやいやいやいや これはー!」の連発  夏の草花観察会

2012/07/09

「いやいやいやいやこれはー!」数を減らしている貴重なものを見つけられたときの光田先生の癖です。そして、ルーペをとりだして、むーんここがこうなってこーだから、確かに■■■です。そんなことの連発。

光田先生には、今、日本の里山で生物たちのさらされている危険な状況、そうなった原因を踏まえ、その中で、「世屋の里」はどんな意味を持っているのか、そこをフィールドで検証してみよう、そのことを観察会の真ん中において、準備し、組み立てていただきました。

そうした中での、「いやいやいやいやこれはー!」です。田んぼの周辺ではサンショウモ、イチョウウキゴケ、畦道でスズサイコ、道端でコウガイセキショウ、林の縁でクロウメモドキ、ヒゴスミレ、そして湿原でミズチドリなど。また、遺伝子レベルでは、ムラサキシキブがくまつづら科はなくなって「シソ科」に連なるものになったなどもお話いただきました。


そんな草花に訪れる蝶、小さな虫を補食しているトンボ、それらをこの模様が特徴で食草はなどと的確に同定し解説してくださったのは、鳴き砂文化館の松尾館長。命はつながって人間のそのつながりの中にいるのです。
草深い山の里が貴重動植物野息づく命の里にみえてきた一日でした。


伊根町、与謝野町、京丹後市、遠くは市内から、大阪からも、合計29名の方に参加していただきました。参加していただいた皆さん、素敵な会場を提供していただいた合力の家、心を込めて里山弁当を準備していただいたしおぎり荘、

暮らしの場を開放していただいた里のみなさん、手作り加工品を準備いただいた加工組合のみなさん、ありがとうございました。
部員の皆さん、お疲れ様でした、21Cは環境の世紀!環境全体を守りながら観光に生かすエコツーリズムの意味と方法について、また新しく勉強させていただけた一日でした。
さっそく、大阪シニア自然大学校の里山ガイドの希望が入っています。7月20日、8月25日です。今回の研修で得た新しい情報などガイドにぜひいかしていきましょう。

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