宮津市上世屋は警戒積雪量2mを大きく越える大雪です。世屋・高山ガイド部会では、日頃お世話になっている上世屋地区の皆さんが疲れ切っていると聞いて、昨2月1日に5人の部会員が雪かきの合力(こうりょく)に出かけました。
道路はロータリーでしっかり除雪されていますが、すごい雪の壁です。我が愛車のずっと上まで雪の山です。
藤織り保存会・合力の会、里山ネットワーク世屋及びガイド部会の有志7名で、人の背丈を超える雪の壁の中を歩いて作業に向かいます。急斜面の横では雪崩が起きそうな状況です。屋根からの雪も滑り落ちてきます。
自力でできない老人家庭を訪ねて、下屋(げや:一階に差し出して取り付けられた片流れの屋根部分)がつぶれないように、大屋根から落ちてきた雪を取り除く作業です。下屋は足下あたりです。踏み固めた狭い通路を下ったところが家の出入口です。
しっかりと雪囲いが設置されていますが、雪に埋まっています。
この雪にすっぽり埋まった形の家で、おばあさんが一人で暮らしておられます。
入口付近は何とか除雪されていますが、そこ以外は下屋が雪に埋まって、家の中に明かりが入りません。
電線も埋まりそうになっています。
下屋の屋根を掘り出して見ました。足下の黒いのが瓦です。3m近い雪の下です。
午前中の2時間、3人がかりで家の一側面と裏側の半分を除雪するのがやっとでした。
午後は世屋高原休憩所への登り道「野菊の坂」横の作業場屋根の雪下ろしと落とした雪の除雪です。屋根の上からの眺めは良いけど、みんな雪に埋まっています。
トタン屋根なので、命綱を付けての作業です。まあ落ちても深い雪の中なので怪我はしないでしょうが、雪の中に埋まってしまうと大変です。
5人がかりで3時間で何とか下屋に落とした雪の除雪も完了できました。
熱くておいしい生姜湯をいただいて、作業をおえました。
<midorimushi>