平成24年2月12日(日) 宮津市木子(きご)
3メートルほど積もった大雪の丹後半島の高原、宮津市木子(きご)から上世屋へ、ガイド部会の研修会を兼ねて、スノーシューウォークを行いました。時々青空も眺められる天候にも恵まれ、一般参加5名をまじえた総勢14名で雪山を楽しみました。
背丈を越える雪の壁の前に勢揃いして念入りに準備運動を行い、スノーシューやカンジキに身を固めて出発です。
湿原地帯も全くの雪野原です。締まった雪の上に60センチの新雪が積もって数日後であり、膝下あたりまで沈みますが、気持ち良く歩けます。
藤の木にいっぱい豆(実)が残っています。これを囲炉裏で焼いて食べるとうまいので、少しいただきました。
ウリハダカエデやシデの林の中も天気が良いので最高です。この木子で古くからやられていたバイナゲ猟(ウサギ捕り)を教わりました。2月9日に猟師さんから習ったやり方の伝達です。ワラグツやサンダワラ(米俵の口を封するワラ製の円盤)、または桧木の枝でつくった環などの投げやすくて音の出る物を投げて、その鷹の襲来のような音にびっくりしてウサギが木の元の雪穴に逃げ込んだのを手づかみする猟法です。ウサギの習性をうまくつかんだベテランにしかできない猟です。
3メートルの積雪で、どこでも歩ける雪野原です。休耕田です。向こうに高山のブナ林が遠望できます。でも気を付けないと斜面のデコボコも見えにくく、雪の下の空洞もわかりません。水路の近くは十分な注意が必要です。
女性に囲まれて記念写真を撮ってもらい、大変幸せなウォークです。
丹後半島で最高峰の高山(704m)を遠望しながら、記念写真です.お天気が良くて最高です。雪にいろどられて、山の谷が良くわかります。
無事に下ってきて、上世屋の合力(こうりょく)の家に到着。薪ストーブが暖かいです。
囲炉裏では豚汁を温めて待っていてくださいました。煙が目にしみますが、何とも良い風情です。豚汁はたくさん作っていてもらい、地元で作ったキュウリの奈良漬け、そして無農薬栽培・稲木天日干しコシヒカリのおにぎりと、贅沢な特上品が並びます。ほんとに美味しかったです。ありがとうございます。
自治会長さんからごあいさつをいただき、美味しい昼食でのんびりして、午後はみんなで上世屋地区の老人家庭3戸の雪かき合力に行きました (^_^)v <midorimushi>