宮津エコツアー · 未分類

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八重咲きナデシコで吸蜜するキアゲハ。

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バタフライ・ガーデンという英語、チョウチョのための喫茶店と訳したらいいのです。

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あるいはチョウチョのためのレストランとか、あるいは居酒屋と。

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キアゲハが幼虫の食草にするのはセリ科の植物、上世屋の草原ではシシウドを豊富に産します。シシウドは強い植物です、刈っても刈っても新しい芽をだします。キアゲハはこの柔らかい葉に卵を産み付けます。

かっては大切な肥料発行促進材として人はシシウドを刈り続けました。シシウドとキアゲハは生物多様性重要里地里山500のシンボル的な関係だということです。丹後半島ではキアゲハが減っているというのが蝶研究家の実感とか。そのキアゲハを見ることができる仕掛け、それが花美世屋の里山バタフライガーデンなんです。

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涼しく風の吹き抜ける藤棚の木陰でコーヒーを飲みながら、蝶たちを待ってみませんか。

なにしてるの?

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「走ってるの!」
はしるの楽しい?

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「楽しい!」

「おもしろい!」

、、、、、、、、、、、、、、

たしかにそういいましたよ。

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そうかぁ、昔は子どもが走り回っていたとこだけど、走り回ってくれるなら子犬でもいいがねぇ、
そうすっかぁ「子犬と一緒に楽しめる花美世屋村ドックラン」

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飼い主さんも楽しんでるよ。

、、、、、、、、、、、、、、、、

「おばあちゃんのうちはあのあたりにあったんだで。」

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連休に里帰りしてこられたご一行からこのアイデアいただきました。

心ゆくまで走り回らせてあげてはいかがですか、あなたの愛犬を!

世屋高原休憩所と旧学校跡グランドでのドックランのお問い合わせは、090-7346-4639まで。

 

宮津まで電車で、そして自転車で!

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どちらまで?

松尾の一本桜まで!

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七分散りでしたが、青空も協力してくれてなんとかセーフ。

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夕暮れにも一台、大阪ナンバー

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あいにくだなぁ 声をかけたら、
投光器を持ってきた ライトアップして夜桜を撮ろうと思う、これくらい残っていたら大丈夫だ

ISO感度をあげたらバックが青い桜がとれますよ、よかったらどうぞと誘われたのです。

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三台、配置されてのライトアップでしたが、
相当な腕の人のようでおかげで、実にバランスよく浮き上がり、まさにエキジビションショー!

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この桜、自転車で世屋の坂を登らせたり、投光器を持ってこさせたり、花の終わるまでなかなかの役者です。

仲良うしょうきゃあ!

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「なんやきしょくわりいなあ!」

そうつめたせんといてぇなあ!

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ちょっとやってみたかっただっけ!

「なんやいな」

聞いてくれるか?

「まあいうてみいな」

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あんな、わからんのや。ここは日本の里100や生物多様性保全上重要里地里山500に選定されたところやろ、それは環境省や森林協会・朝日新聞などが認めた大きな価値なのや。それなのに、その価値を示す「言葉」、お客さんとつなぐ看板や標識、それがあるか、無いやろ。その制作設置は誰がするんや、どうもわからん。

「!!!」

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あんたらでやるんや、いうんならやるでぇ、お金もひねりだすでぇ、ほだけど、筋が違うような気もする、環境省や森林協会・朝日新聞への申請はだれがしたんや。そこがこんなもったいないことをしているのは無責任きわまりない、、、どっかがせんなんことを手を抜いているような気がするんで、

日本の里100や生物多様性保全上重要里地里山500に選定されている里なのに、休みの日でもガラシャ街道世屋谷線を登ってくるのは、軽トラックばっかり。ありえんやろ、どう思うえ?どうだゃあ、、。

「わからんでもない!」

ところで四月、この世屋バス、せや谷の奥、木子まで走るようになったやろ IMG_9353

「うむ」 新入生の通学の足を保障することと住民の足の確保、そして観光にも活用可能ということでなぁ。 IMG_8969

それだけに、第三者への目を意識して、お客さん第一にいろいろ知恵を出し、新しい価値創りをして、いっしょに汗かくことが必要やわなあ!けど、今までの図式、構図ではいかんようになった、 地域の振興とかいうてもむずかしなって、ほんまに、、、ぶつくさぶつくさ ユーシー?

宮津で花見、ちょっとまだ早いじゃないかとおもうでしょ、いえいえ、充分です!

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まず、モクレン、日置で見られます、伊根街道日置交差点から、世屋谷ガラシャ街道(※新規命名!)に入ってまもなく左手。空いっぱいに白い星が咲き誇っています。

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一抱えはゆうにある巨木で祭り衣装の若者のように男っぷりがよくて、花美世屋の里に婿さんに来てほしいと思うぐらい。

というのが、花美世屋には、ええ娘が咲いているのです。

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河津桜。早咲きの種類で色目が濃く早春の里山のアイドルです。

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かわいい子どもたちが上世屋体験の記念に植えてくれました。

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世屋谷ガラシャ街道を登ること約八キロで花美世屋。

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日置のモクレンと花美世屋の里の河津桜と。似合いの夫婦になるとおもいませんか?!

雪解川 名山けづる 響かな (前田普羅)

IMG_3975早春
さて、内山ブナ林からの恵み、清純で豊かなこの水を人以外の多数の生き物と共有すること、それが今の問題です。
農薬を使わない、水張り田にする、そういうことも不可欠の配慮。
しかし、それでもって生き物に優しいとは云えないということですから話は難しい。

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たとえば、レッドデータで準絶滅危惧種になってしまったトノサマガエルがいうのには、「水田が少なくなったのに加え、圃場整備などで大きな水田が増えたため、雌雄のカエルが出会いづらい環境にもなっている」と松井正文さん。

(20-0612)
また、産卵や成長、冬ごもりなどカエルの生態のリズムと米作り作業のリズム、とくにコシヒカリのなかぼし、あきおこしなどの栽培暦とはずれていてる現状があると。

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生き物に優しいとは!といっても、たくさんの大きな課題があるわけです。
里山と奥山と天空とが連続しているこの景観の美しさは丹後随一。

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だからこそ、そんな課題を受け止めながら、春からの農作業が始まればいいなぁと、シャッターをおしました。

春の先駆け!

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へぇーえ!まんさく。「先(ま)ず咲く」なるほどなるほど、

丹後では、
マンサクが咲いたら、この酒で祝います、

IMG_3103まんさく

「春から黄金で縁起がいいことしも豊年満作じゃぁ頭にさしておどれおどれぇぇ」

マンサクの花には黄色と紅の二手があります。紅は、いっぱい聞こし召したので、、、。

春告げの早さでは負けず劣らずのネコヤナギ

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そもそも「やなぎ」とは「楊」の字音「 ヤン(yang)」に「i」が加わり「ヤナギ」、もしくは「楊の木(ヤンノキ)」が変化して「ヤナギ」 に」とか「古く、矢を作る材料としており、矢を作るのに 用いる細い竹を「矢の木」といったことから、「ヤノキ」が転じたとする説が有力なようです。

矢を作る材料には竹と木とどちらかといえば、実践的には竹のほうがいいに決まっているわけです、あえてこの木にこだわってというのなら、呪術的な意味合いを持ってつかった事例があるのかも知れません。

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寒い中春の露払いをする両者はまた、マンサクの樹皮は岐阜白川郷の合掌家屋の構造材を締めこむのに用いられたり、ヤナギの樹皮からは、解熱鎮痛薬のアスピリンのもととなるサリチル酸が抽出されるなど、人の 暮らしにあっての存在感はがっぷり四つです。

ただ、香りと言うことになると、ダントツにマンサク。

 

 

彼岸花は、天照大神の化身!

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今でこそ、稲刈りの済んだ田圃の畦に咲いています。けれども昭和30~40年代前半くらいまでは、「田植えが6月後半、稲刈りが10月から11月にかけて」だったと言う話を聞いて、やっぱりそうだとおもっています、

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というのが、天照大神というのは天体にすればお日様で農業を司る神じゃないですか、では花にすれば何だろうかということですが、そこで彼岸花は、天照大神の化身説。

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(↑ 9月27日 世屋高原休憩所)

9月はまだ稲の登熟期。台風が襲う時期でもあります。そんな時に、畦に必ず顔を出す花が彼岸花,。そこにはトリックというのかマジックがあるのかもしれませんけれど、「この花を私だとおもいなさい、もう一息ですよ、風で倒れないように、大水でながされないように取り入れまで守ってあげましょうぞ」と天照大神さまのメッセージを携えて咲いてくださっていると、みんな田植えや草取りなどの苦労がいやされ、大風にも立ち向かう気力を湧かせたのだとすれば、そのトリックも意味があります。

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府中から江尻にかけての付近は、古代文化渡来の地とされ国衙のおかれたところです。

そしてその付近が橋北路で、彼岸花の赤がもっとも濃いところなのです。

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(↑ 9月27日 丹後郷土資料館旧永島邸付近)

彼岸という言葉から仏教との関係を思いますけれど、それ以前の渡来の文化と彼岸花とのなにかしらのつながりを思いながら、秋の丹後路を走るのも楽しいものです。

なかなかいいじゃないですか。

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海星公園の野木君制作です。

「橋北」というのは、天橋立の北部。丹後半島の東側にあたり里山濃度の濃いエリアです。

横からみました。

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斜め上横から見ました。

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ここに眠っている宝物を地図にしています。

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まだ生きていますよ、、、!田圃から山から池から、声がきこえる。

「わたしたちはこれからもまだまだ生きていたいんです!」、田圃や山や池の声が聞こえる。
その声に私たちは、どう応えるのか、、

橋北グリーンバレーズツアーは、そんなふうに自然とコミュニケーションを深めるツアーですよ。

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ぜひ、どうぞ。

 

世屋・矢野農園の黒い土。

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それについて、小滝先生から、
「木子のクロボク土を洗浄しました。火山ガラスがたくさん出てきます。顕微鏡写真を添付しました。7300年前に屋久島北方の海底にある鬼界カルデラの噴火で飛散した鬼界-アカホヤ火山灰の火山ガラスです。この噴火で出た火砕流が薩摩半島にまで到達して、縄文人が全滅しています」と、顕微鏡写真と一緒にメールをいただきました。

kuroboku

黒いさらさらした土は、火山灰の地層!とは知っていましたよ。
けれど、どこの火山の、いつの噴火によるものなのか、ということ、それが調べることができる等と言うことは、端から思いもしませんでした。

Kikai_Caldera_Relief_Map,_SRTM,_Japanese[1]

恐怖と絶望の悪魔の灰が、命の土に変わるまでに、どれだけの汗と涙を吸ったことでしょう、、しばし呆然としました。
一緒に参加いただいてた皆さんにも転送、
「当時の火山灰が日本各地で観察できることは知識では知っていましたが、あのようにして目の当たりにすると大地の歴史について一層興味が湧きました。」と返事。まったく同感です。
解説看板を立てようと思います。
《世屋高原くろぼく層》
世屋では芋類、野菜作りに向いているとされた火山灰の層。土を洗浄分析したところ、火山ガラスを多く含み、それは7300年前、屋久島北方の海底にある鬼界カルデラの噴火で飛散した鬼界-アカホヤ火山灰であることが判明した。その火砕流は九州に展開した先史縄文文化を埋めたとされる。

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