宮津エコツアー · 景観美と生物との共生!

景観美と生物との共生!

雪解川 名山けづる 響かな (前田普羅)

IMG_3975早春
さて、内山ブナ林からの恵み、清純で豊かなこの水を人以外の多数の生き物と共有すること、それが今の問題です。
農薬を使わない、水張り田にする、そういうことも不可欠の配慮。
しかし、それでもって生き物に優しいとは云えないということですから話は難しい。

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たとえば、レッドデータで準絶滅危惧種になってしまったトノサマガエルがいうのには、「水田が少なくなったのに加え、圃場整備などで大きな水田が増えたため、雌雄のカエルが出会いづらい環境にもなっている」と松井正文さん。

(20-0612)
また、産卵や成長、冬ごもりなどカエルの生態のリズムと米作り作業のリズム、とくにコシヒカリのなかぼし、あきおこしなどの栽培暦とはずれていてる現状があると。

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生き物に優しいとは!といっても、たくさんの大きな課題があるわけです。
里山と奥山と天空とが連続しているこの景観の美しさは丹後随一。

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だからこそ、そんな課題を受け止めながら、春からの農作業が始まればいいなぁと、シャッターをおしました。

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