宮津エコツアー · 里

 10月28日に共済組合の団体73名様が上世屋へ来られます。そのガイドウォークの下見として10月19日にガイド仲間5名で世屋の里を歩きました。
 世屋の里は秋のかわいい野草の花盛りです。まずは野菊が出迎えてくれます。野菊という野草はありませんが、そのイメージに最も近いのがヨメナとノコンギクと言われています。この二つが近くに咲いています。この見分け方は最初のハイライトです。
   <ヨメナ>
ヨメナ
   <ノコンギク>
ノコンギク
 
 次は、薬草として良く知られているゲンノショウコです。世屋の里では赤花と白花の両方が今かわいく咲き誇っています。
ゲンノショウコ・赤花
ゲンノショウコ・白花 
 
 粟(アワ)が稲木(イナキ)に架けられているのも、滅多に見られない風景です。
アワのイナキ干し
 日本の里100選」に選ばれた世屋の里は、この他にも野草の花盛りで、そして農村の原風景がいっぱいです。お待ちしています。
   <midorimushi>

▼平成23年11月25日に宮津市上世屋で「合力(こうりょく)の家」が完成し、祝う会に出席しました。

   <毎日新聞 丹波・丹後版 平成23年11月26日>毎日新聞丹後版の記事

合力(こうりょく)の家の看板

玄関入口には、手彫りの看板が置かれています。玄関の柱は地元特産のケヤキであり、昭和23年に建築されて63年が過ぎましたが、当時のままにしっかり立っています。

土間からの上がり鼻

玄関を入ると座敷への上がり端には、藤織りで作った合力の会の暖簾が下がり、両脇の柱はまたまたケヤキです。

奥の間のふすま

奥の間(客間)のふすま絵は、この上世屋の里でアトリエを構えておられる先生に師事しておられる方の作品です。

畳の縁

畳のヘリ(縁)には、みんなで合力(こうりょく)して作った藤織りが使われています。

部屋の柱

この家の柱などの材は、地元の木材が使われており、太い大黒柱のケヤキや屋根を支える大きな丸物や平物などの松、外屋柱や土台柱などの栗、そして杉板などの無垢材がすばらしいです。今回の改修でも、地元木材が使われています。

みんなで会食

お祝いの風習どおり、みんなで餅搗きをして、豚汁とともにいただきました。豚汁は、横の囲炉裏にかけられ、アツアツです。

粟餅も搗きたてで熱いのをいただきました。ほんとに美味いです。

白ご飯は、合力の会が目の前の棚田で、無農薬で作り、稲木干しにしたコシヒカリです。

気楽に座れる縁側

縁側は、雨戸を座敷側に引っ込めて濡れ縁とし、いつでも誰でも気軽に腰掛けられるようになっています。

すべて完成までにはもうしばらくかかるようです。みんなで合力(こうりょく)しながら、昔ながらの魅力的な建物が再生されることを願っています。

眼下の棚田

家の前には棚田と上世屋の集落が広がっており、上世屋の里と山、そして宮津湾が一望できます。

是非この民家と上世屋の里を訪ねてきてください。

  <midorimushi>

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