休憩所グランド名物「噴き上げ」。
この水は地滑り斜面中腹の湧水につながっています。
(↑ 左下に吹き上げ)
夏の日照りで、夏休みしていた水でしたが、この雨で蘇りました。
お、◇◇◇!
なんと呼びます?
♪でんでんむしむしかたつむりお前の頭は、、、。もう一つ「ナメクジ」という呼び方も。 でんでんむし?かたつむりそれともナメクジ?
カタツムリが青森や高知で、デンデンムシも岩手や長崎で、南北東西離れたところで使われている 同じものなのに三つの呼び方があちこちにある、その三つの関係は、と考えたのが柳田国男さん。
主観を交えて、おおざっぱにいいますと、、 一番古いのは、ナメクジ。 ぬるぬるしたものに共通して。けれどもその後、それは殻のないのに譲って、殻のついたのは、傘がある貝、貝をツブといっていたので、かさつぶり、変化して「かたつむり」。これは、言葉の当然の発達です。
しかし、いかにも抽象的で理屈っぽい。大人は使っても子どもは受け入れません。子どもの世界は具体的です。引っ込んでいる虫にはやしたてる、「でよ でよ むし」 と。その遊びを「でんでん虫あそび」といいました。その様子を見て、大人は「かさつぶり」というが、「でんでん虫」もおもしろいじゃないか!と許容する大人が増加。 どちらも 京都発の言葉、人の交流とともに地方へ伝播した。わたしはそう考えるが皆さんどうですか(^.^)と。有名な『蝸牛考』です。
もちろん独自に発生、継承された言葉もあります。沖縄では、 チンナン! 山梨ではジットバットという呼び方をする地方があるそうです。
また、移動能力が極端に弱いので、谷山川海に阻まれ、独自に進化したものが多く、国内で数えられるかたつむりの種の数はおよそ800~900種。2012年に徳島で新種が確認されたと報道されたように、今後も発見される可能性があると言うことです。もしかして、、、、
棚田の稲の黄金色とソバの純白の組み合わせ、紛れもない日本の里の原風景の彩りです。
(↑ 2012,9.20)
けれど、今年この光景は見られません、
(↑ 2013.8.30)
高齢と体調不良で手が回らないのです。畑はソバを蒔くTさんを待っているのに、来るのは猪。
歯ぎしりする思いで荒れ地を見ながら、ふと思うのは先だっての龍大の学生さんたち。今回の三泊四日。やりたいけれど安くて適当な受け入れ施設が、という問題を海星公園が見事にカバーしていたように思います。
「わたしは教師を目指しています。日本の未来、地域の未来を担うのは子どもたちです。そんな子どもたちに、地域についてどのような体験活動や授業を行えばいいか、この体験学習プログラムから学んで行きたいと思います。」、、、、そんな思いを持った彼らなら、施設の外に出て、ここの景観をとピンポイントで絞った景観保全体験ボランティアのプログラムを作れば、受け止めてくれるのではないか、、、と。
里山は、「若者・よそもの・◇◇もの」の力を必要としています。