2013/05/02
ワサビやギボウシを添えた水屋も、臼の水受けも、すべて手作りです!
余り水は水車へと導かれています!
水屋の梁に時計のように見えるのは、水温計です。
11度を示していました。この水は畑のお宮の山から湧きます。そこで「お宮の谷銘水」。
日本では地下水は、公共の土地でない限り、土地所有者の「私水」です。私どもが汲ませていただくときは断って、「お礼」をします。 ところで、地下水を巡っては、「ブルーゴールド」という言葉が最近使われます。「青い金」、美しい地下水の事です。外国資源が水源買い占めに走っているからです。 地中でもまれまろやかになった地下水は、「ゴールド」金に匹敵する価値があると言うわけです。飲み水で風呂を沸かす日本の常識は世界の非常識。ところが、日本では、地下水は土地所有者の物、外国資本の地下水の湧く土地購入を規制する法律がない、それが問題になっています。
豊かな森が育む美味しい地下水は、今や「戦略資源」なのです。そんなことを思うと、畑のすばらしい技を持つ匠による水屋から青い金色の気が立っているように見えました!
ちなみに、このお宮、有坂神社といいます。有坂はここから大宮町新宮へ通じる峠名です。
江戸期は成姫神社と呼ばれていたということです。上世屋の「世屋姫」と畑の「成姫」、二人のお姫様!何者なのでしょうか、、、(^.^)