2013/05/11
「アジサイが多いですね」。とお客さん
確かに。世屋の里 アジサイ持たぬ 家はなし」といった風情です。それにしても、手入れする人がいなくなって、伸張しています。
どこにでもあるアジサイなので、ええ、とうけるしかありません。
ところが、お客さん。
「これを使っておられたんですか、ここでは」、
「え?」 ついていけません!
「火起こし、昔は錐で揉み込むようにして火をおこしたでしょ」
ええ、そうでしたよね。、、、、、それにしても、ますますついていけません。
「錐の先、アジサイをつかうんですよ、檜の穴に弓のようにしてきりきりやって、火が付きやすいのがアジサイなんです」。
つまり、火起こし用の軸木にアジサイがうえてあるのかという質問でした。
アジサイにはそんな由緒があるのですって(^.^)
念のために、確かめてみました。マッチの歴史を1827年の事だそうです。英国の薬剤師ジョンウォーカーの発明。それから明治維新の後日本に入ってきたことを考えると、そうなんですね。
里のアジサイ、 単に観賞用ではない意味があったからうえられていた、そう考えるべきなんですね。 勉強させてもらいました。