アサギマダラが、グランド藤棚下のフジバカマに二頭飛来していました。
フジバカマは秋の花、当然花はまだです。とまるところは先端の葉の柔らかいところ。
そこに口吻を差し込んでいるのです、口吻は実際に葉や茎に刺さっているのでしょうか、教えてください。
さて、アサギマダラとフジバカマ、ネコとマタタビくらいに深い関係を持っています、 野生種の保全を兼ねている水尾の里のフジバカマ畑には、数千頭が飛来しているそうです。そんなにこなくてもいいけれど、何しろ千キロもの移動をする旅するお方、その途中上世屋にも立ち寄ってくれれば楽しいと、昨年植栽しました。フジバカマは地下茎で増えますので一年でけっこう大きな株になります。
さしずめ、「おいでおいでーあさぎまだらー!」という目的で、誘致に成功!というところです(^.^)
、、と喜んでいたらところが、議論はどこでもおこるようです。寄り道してもらう事を目的としてフジバカマを栽培することは是か非かという議論があるとのことです。おびき寄せる、そういう自然とのふれあい方はいかがなものか。自然の渡りのコースをゆがめることにならないか、という視点です。 北上は海岸のスナビキソウの開花前線にあわせています。現在、京丹後市付近にその前線はあるようです。自然に生育していないものを植栽すると、そちらにひきずられてしまう個体が出る、それは確かにそうです。
戸惑いますね。大根を植えたら、モンシロチョウがあつまるじゃないですか。ネギを植えたらウスバシロチョウがよるじゃないですか。京都のフジバカマ再生運動はどういう意味を持つのですか?
しかし、安易に自然を混乱させてはいけない、それはそれで拝聴すべき視点の提供だと思いました。
ちなみにこの二頭にはマーキングはありませんでした。