宮津エコツアー · 「ここに住みたい、古里をなくしたくない」 思いをバトンしたい!

「ここに住みたい、古里をなくしたくない」 思いをバトンしたい!

NHK総合・新日本紀行「小さな花の歌 丹後・上世屋」が今朝放映されました!!

早朝なので、どれだけの人がごらんになるのかとも思いましたが、「今見ている」というメールや「見た」という電話が入ってるとのことです。、、、、、すみません、見ていただいたとの前提のもとに続けますね、、 

あの時期の日本は、たとえていえば、今の時期の日本に酷似しています。その頃、古里が次々と滅びました。丹後半島だけを見ても、30有余の村の灯火が消されたのです。緩やかな、しかし確実な圧倒的な破壊力を持った「津波」が襲ったと私は思います。江宮のねえさんの後ろ姿は、「津波」にさらわれる姿です。

そんな状況の中で、「ここに住みたい、古里をなくしたくない」と小川雅道君は訴えました。そして彼はその言葉を守って、津波に耐え抜きました。それが容易な決意ではなかったことを人生で、そして、今またユンボで雪をかく姿で証明してくれました。

日本は今、また「津波」に襲われました。次の「津波」も予告されています。そんな不安な闇の中、「ここに住みたい、古里をなくしたくない」、彼のその言葉は、なんとしても、バトンしていかなければと思っていました。どんなことがこれから起きようと、その思いさえあれば耐えられる、蘇ることはできるのだと。

3.11の前日、その一日を始めるスタートランナーとしての番組、その35分、その時間の意義は重いものでなければならない、その期待があったのじゃないかと思います。しかし、「小さな花の歌」の意義を説き 「合力」の意味で締めくくる構成、途絶えようとしていた藤織りがよみがえって新しい命を与えられているという報告、添田尚子さんのしっとりした説得力のある語り口。 十二分に期待に応える優れた編集だったと思います。

いろんな見方があって当然なんですが、(当事者としては)、今私たちのやろうとしているエコツーリズムは、この「ここに住みたい 古里をなくしたくない」という思いに答えるものでなければならないと改めて思っているしだいです。※ビデオがありますので、ご連絡ください。

■17日より期待の「ここ丹後」シリーズが始まります。写真&陶器展の会場になる合力の家で今日は、解けてきたとはいえまだ家の前で山をなしている雪の除雪や作品の搬入がされていました。坂野英俊さんが撮影した時期は、『小さな花の歌』のころとちょうど重なります。時代を切り取った写真の数々は、一見の価値多いにあります◇ココ丹後HPhttp://kokotango.jimdo.com/

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