蒲入と書いて、「かまにゅう」と読みます。世屋の里が丹後半島の森の里なら、蒲入は、最先端にある漁師の村です。
バスはその蒲入へいきます、
若狭湾の海沿いを走り伊根の町に行き、そこから峠を二つ越えたところに蒲入の村はあります。
この村の漁師さんには「海にはふねをおそうおそろしいおばけ、ウミンバがすんでいる」と伝えられているそうです。「大きな まっくろい からだは 山のようで 口は 耳まで さけていて つめたい いきを は」き、「目は ギラギラと ひかっていて、八本の うでは カニの つめに にている」ということです。(※ コメント欄を参照ください(^.^))その言い伝えを柱にして漁師の家族のふれあいを描く『うちゅうでいちばん』というお話が出来ています、 書かれたのは児童文学者の作者川北亮司さん。そのウミンバを絵にされたのは藤本四郎さん。
岩崎書店(おはなしトントン)シリーズの一冊として発行されています。
対象は小学校低学年ですが、ほのぼの元気の湧く話しですよ(^.^)
※川北さんは、藤織りのお婆ちゃんに取材した「かわいいおにばばたち」というお話もあります。
※ お話の中のウサギのお葬式は、本庄小蒲入分校で実際にあったことだそうです。
その時のスナップ。川北さんのブログから拝借しました。