おかしい!
真葛ヶ原に立つのに、クズが巻き上がっていない!?
離れていないのに、こちらの木には、、、。
ふと思いました。日本列島の約6千種類の高等植物のうち、約5%つまり、300種がツル植物。 と言うことですが、蔓植物にとって、 依り代にしやすい木としにくい木はあるのだろうか、、、と。 蔓植物に巻き付かれることは木々にとっては、死活問題。寄るな触るな巻き付くな と防衛手段をとっているのかと言うことです
結論的に言えば、とっているのだそうです。 一つは樹皮。例えば、サルスベリ。あのように樹皮をはがれやすく、つるつるさせているのは、猿対策でなく、蔓植物対策と言うことです。サルスベリに猿があえて登りたくなるような実が成るのは聞いたことがありません。だから、正確には「ツル滑り」。納得です。物理的に張り付きにくいのは確かです。
では、この二つの木、巻き付いているのはケヤキ、巻き付いていないのは、ミズキですが、ミズキの樹皮は、はがれやすくもなく、つるつるかと言うとそうでもない。ということだから、物理的に寄りにくいことはなさそうです。それでも、ほふく茎1mから20mのツルが伸びるというクズをして、「やばいよ、これはやめよう」と避けさせる、ミズキには目に見えない何かがあると考えなければなりません。としたら、それはなんでしょう、、、。
、、、、とお客さんにたずねられたら、、、(^.^)
また、葛にも天敵がいます。コフキゾウムシの成虫、スズメガ類の幼虫等が食草とするとのこと。彼らがいるから、この程度でとどまっているのかも。