里山音楽会聴きに世屋へ
2012,4,3
低気圧が発達しながら接近!と天気予報。春の嵐、第二回目。半端ではないらしい。台風並みに発達すると言っている。「海山は大荒れになるでしょう、今後予想される風速は、最大で、、。気象情報に注意し、飛びやすいものに気をつけ、出歩かないようにしてください。」
当たり前です、じっとしているべきです。しかし、里山ウォッチャーはそうはいきません。こんな日を待っているんですよ。世界的な指揮者が世屋にこられて、演奏会が開かれる特別の日なのです、しかも、演奏者、出演者はすべて地元メンバー。そんな日にじっとしていられますか。(ね、m さん!)
白波が立っている海には、何艘もの風待ちの船が揺れています。胸は高まるばかりです。こんな日でも、世屋道の農道工事は休みません。すこし恥ずかしさを覚え頭を下げながら、谷の曲がり道を辿ります
はじまってます始まってます!ブレークダンス。ダンサーは「マダケ」くん。激しく限界までの動きを見せたかと思うとぴたっと静止、緩急がたまらない。私一人のために見せてくれた命のダンス。ブラボー!喝采を贈って、まだ先の本会場へ走ります。
やってるやってる大先生は、千代子桜のあたりにおられるはず。
杉林に指示しています。ここだ、パーカッション、たくましいラガーマンのようにたたいてくれ、静かに収まれ、しでの林に目で合図ラッパを吹け 大型ジェットのエンジンのようにだ、それー おさまれー 激流に変身した小川君、歌、スタート、よかった 風に指示、田んぼの水の上で踊れ。ベリーグー!!山のブナが、里の柿の木が、畔の土筆が、なでしこが体のすべてを使って腹から声を出して歌う春の山の大合唱。彼らには、確かに見えているのです。ベートーベンのように指揮棒を振るっている大先生が。
・・・・大先生は、ついでに雪囲いまで外していってくださいました。