やどりぎ科のマツグミは、マツやモミ、ツガなどの針葉樹に寄生する常緑低木。
天橋立のマツには、実を食べた鳥によって種が運ばれ、多くのマツの木に寄生している。
いまは青い実。おやつが余りない頃の地元では子供たちのおやつ。実をかむとガムのような感じで、「ガムの木」と言っていた。
ガムという呼び方は、過日ご案内した滋賀県高島市のお客さんも、同じことを言っておられた。
暑い夏場に花が咲き、その後、今の青い実となる (撮影 2012.08.10)
こんなところにも、寄生している (撮影 同上)
4月には、このように熟れてくる。(撮影 2013.04.22)
3年前まで生きていたマツグミとマツの枝。宿主のマツと共にする運命。
マツグミはやどりぎであり、マツの栄養を取るが半寄生でり、専門家によると松枯れ防止に貢献しているとの説もある。
現在は、枝の元の方に寄生している