丹後へやって来た花咲かじいさん 上機嫌
大内峠でも
はなさけ咲けー もっとさけー はな花さけ咲けー もっとさけー
岩滝でも
はなさけ咲けー もっとさけー はな花さけ咲けー もっとさけー
丹後の酒が よほどうまいのか
日置でも
はなさけ咲けー もっとさけー はな花さけ咲けー もっとさけー
世屋の里でも
はなさけ咲けー もっとさけー はな花さけ咲けー もっとさけー
花咲かじいさんは詩の神様、なにはともあれ江戸三代俳人の皆さんの俳句。
(以下の桜、いずれも上世屋桜)
◇さまざまの こと思ひ出す 桜かな 芭蕉。
◇手まくらの 夢はかざしの 桜哉 蕪村
◇此やうな 末世を桜 だらけ哉 一茶
◇桜咲く 大日本ぞ 日本ぞ 一茶
花の季 桜桜の 丹後かな 世屋野蕪村
「散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき」 伊勢物語