「田毎の月はありまぁす。」 わたしは小保方さんがケナゲなので期待しているので、彼女の言い方を拝借しました。
月の陰 田毎に宿す 世屋の里 世屋野蕪村
写真は一瞬しか切り取れません。それを見て田毎の月はあり得ないとおっしゃるのです。それは、実際に棚田で月見をしたことがない方のおっしゃることです。
月は昇っていくのです。固定した月などあり得ません。田植え直前の風のない満月の夜に月見をしていてご覧なさい。白い月から黄みを増しながら昇っていく月は、あたかも一枚一枚の田にいいお米を作ってくださいよと励ますかのように姿を映すのです。
安藤広重さんが、 「信濃 更科 鏡臺山 田毎の月」(嘉永六年八月)。『六十余州名所図絵』シリーズ ※ネットより拝借 で描かれたのは、そんな月とたんぼとの対話だとしたら、謎は解けるじゃありませんか。
田毎の月の見られるのは今晩だけですよ、ただし、獣柵がしてあります。ので、ガイドが必要です、ご連絡ください。
※T 会専用携帯 080-2517-6999