丹後藤織り保存会三十周年記念作品展!
上世屋合力の家会場。
「谷をわたる風」という暖簾、帽子には「太陽と遊ぼう」一つ一つの作品につけられたタイトルも素敵です。
さて藤、その花は、黒田家の家紋なんですってね。
官兵衛最大の危機幽閉の牢の格子の向こうに咲いていた藤の花に希望をもって生き抜いたからと、NHKでは紹介されていました。一つの植物が、家と人生を救う、そういうことがあるんですね。
休憩所のフジ棚は、世屋の里や丹後の山の中に眠る村々の記憶そのものとして設置されたものだです。あらためて見直しました。フジ棚らしくなってきました。
ところで蔓が繁るのはいいのですが、下の草も繁茂します。それを刈っていただいているのが、Mさん。
+ワン、それが、「考える力、支える力」なんだろうと思いました。
ちなみに、古代、季節は色で表されました。春は青!青春。夏は朱。秋は白、北原白秋。冬は玄。藤の花の色「紫」は、青と朱を混ぜた色です。春から夏にかけて咲くので、「二季ふたき草」との別名を持つと、倉嶋厚さん。※「花の季節ノート」玄冬舎 刊。