大和には、群山あれど、とりよろふ、天の香具山、登り立ち、国見(くにみ)をすれば、国原(くにはら)は、煙立ち立つ、海原(うなはら)は、鴎立ち立つ、うまし国ぞ、蜻蛉島(あきづしま)、大和の国は、、、、、、 万葉集一巻 舒明天皇の有名な国見の歌です。 人民が、農業や漁業にいそしみのどかでへいわで活気に満ちた国になるようにと願いをこめたものだとされます。 (およその意味) 大和(やまと)にはたくさんの山があるが、特に良い天(あめ)の香具山(かぐやま)に登って、国を見渡せば、国の原(里)には煙(けぶり)があちこちで立ち上っているし、海には、鴎(かまめ)が飛び交っている。本当に良い国だ、蜻蛉島(あきづしま)の大和の国は。 ※たのしい万葉集: 鴎(かまめ)を詠んだ歌 – AIRnet www6.airnet.ne.jp/manyo/main/animal/kamame.html
カモ鴨とカモメ鴎のいっしょのところは「水に浮かんでいる」!いつ頃分化したのかわかりませんが、万葉仮名では、カモメは 加萬目と表記されていますから、その頃には区別されていたのでしょう。
「かまめたちたつ」とはこんな情景なんですね。伊根湾巡りの遊覧船、その名も「かもめ号]。
さて、鳥には「め」がつくスズメ ツバメ 身近な鳥につけられる「メ」! 鳥だけではありません。カメ。 子どもを叱るときにも「メ!」どんな共通点があるのでしょうか。 ところで鳥には「ス」もつきます、 カラス ホトトギス ・カケス・ウグヒス・モズ 虫にも「ス」キリギリス! なんででしょうか(^.^)