フジ棚横のオミナエシ。
はっちゃんの庭のオミナエシ。
盆が近いと咲いています。 さて、万葉集にうたいます! 「秋の野に 咲きたる花を 指および折り かき数かぞふれば 七種ななくさの花 (巻八 一五三七) つづいて( 巻八 一五三八)では 「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」と。作者は いずれも山上憶良さん。なぜ、だからどうしろということもいわずにただ七つ。三、五、七は縁起のいいすうじではあるので、七にはこだわりませんが、どういう基準で選ばれたのかな、なんのためにおくらさんは!と思います。 「春の七草は七草粥に象徴されるように、長い冬の終わりに新芽の滋養を食し、無病息災を祈願するものです。これに対して秋の七草は、冬に向かう前に咲き誇る花の美しさを愛でるものです。」といであKKの生きもの歳時記 万葉の生きものたち 。祈願という言葉が秋の七草にはない! ふーむ、、、そこで、あらためて、七草考! 二つの可能性があると考えます。一つ、たまたま見渡したその日その場所に咲いているのをみて美しいと感じたのを数えたら、七種類だったよ!深い考え、ナシ。 二つ目。 山上憶良さんともあろう知識人が、そう言うことではとうていないでしょう。秋というシーズンを通して多数あるなかでの選抜、厳選されたはず。意図あり。 さて、どちらなんでしょう! 咲く時期と場所を考えたら、その日その場所で一目七種というのはありえるかなあとも思います。それに、秋全体のシーズンで選抜したとしたら、「リンドウ」これは外すことはないでしょうが外れている!とすれば、たまたま見た説かなとも思います。
しかし、個人的には意図あり説にこだわりたい。 オミナエシは黄色、黄金の稔りへの祈り色、これは一つあるでしょう。それともう一つ、長持ち長寿 、一つの花房がずうっとこの状態を保っているのです。これはサプライズであると共に不老不死のシンボル、これは外せないと考えられたのではないか、つまり、粟をはじめ穀物の神様の化身であるぞよ(^.^)、そして、他の一つ一つにも熟慮熟考、そういうことがあるのではないかと。 、、、、、で、ほんとのところどうなんですか、憶良さん?
最後にもう一つ、いであKKさんからの伝言、「秋の七草は「おすきなふくは?」と覚えましょう」。