宮津エコツアー · あかトンボとワレモコウ

あかトンボとワレモコウ

あかトンボが止まっている花はワレモコウ。バラ科ワレモコウ属。

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この花も特徴を持っています、一つ、花穂は小さな花のたくさんの集まり。クズのはなのような物。二つ、花びらに見える部分は花びらでなく萼(がく)。ミゾソバ、ヤマボウシもそうです。三つは、「このほそながまるい形の花穂につくたくさんの花の咲き方」。 これは、あかとんほくんにたずねてみよう~あかとんぼじゃないわい、ナツアカネじゃわい~ すまん、ナツアカネ君 ①みんな同時に咲く、②下から順番に咲く,③上から順番に咲く、さて、答えは? 「③」 すごい (^.^) クズやオオバコは下から先へ咲き上がるのですが、ワレモコウは、逆。

さて、「ワレモコウ」の和名。この根の香りが、線香にも用いたというインドの植物「木瓜モッコウ」の根の香りに似ていて、和(日本)のもっこう、それで「吾木瓜」という説に共感。ワレモコウの根には、タンニンやサポニンが含まれ止血や火傷、湿疹の治療に用いられたということ。人間の歴史は流血を伴って展開された人間の歴史、外傷に効く薬は重宝されたにちがいないでしょう。 ちなみに、この写真の個体は丹波高原から世屋高原休憩所に移植した物。世屋高原には生育していないようです。が、本来が北方系の植物。健康に育っています。

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