宮津エコツアー · 服日華・服月華の法

服日華・服月華の法

篭神社の夜明け。東側から日が昇ってきます。そして鳥居は南向き。「君子南面す」というとおり!

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(↑撮影日時 2014/08/13 5:24:05 )

天の皇帝のことを「天皇」、これは北極星をさしているわけですから、君子が家来に向かうときは、必ず南に向くことになります、
一方、臣下は「北面す」ということになり「「北面の武士」という言葉も生まれたわけです。

ちなみにこの、「天皇」=北極星という考え方は、道教の考え方。

道教は、中国では、儒教・仏教とともに三大宗教の一つ、おたがいに切磋琢磨して世界観人生観を磨いてきたもので、日本でも、月は太陰、太陽は日という陰陽二元論はじめ、道教由来のものがたくさんあるというのは考えて見れば当たり前のこと。

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(↑ 撮影日時 2006/09/24 6:08:05)
ところで、篭神社には月日のように光り輝く、、、、という意味の漢字が刻まれた前漢時代の「へつかがみ」という銅鏡が伝わるそうです。

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(↑ KBS 京都国宝浪漫 より)

道教には太陽や月の精気を体内に吸収する、それぞれ服日華の法、服月華の法というのがあるということです。

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(↑ 撮影日時 2014/09/08 18:54:47)

太陽や月のパワーを吸収できればそれは、最強ではないですか!そこで、その銅鏡、太陽や月の精気を体内に吸収する祈りの術具として有力渡来人が持ってらっしゃったものなんでしょうか。

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