タチアオイの花で吸蜜するハナバチ。
さて、チョウやハチのように花粉を媒介し実を結ぶその役割をする昆虫は、ポリネーターと呼ばれます。
あかつめく゛さて゛蜜を吸うハナバチ。
「日本では農地の単位が小さく、廻りにはモザイク状に自然の緑も多かったので、少し前までなら、そういう所に自然の様々なポリネーターがいて、私たちが気がつかないうちに、花粉媒介をしてくれていた。」と日本養蜂協会。
ウツボ草の蜜を吸うハナバチ。
無心に蜜をあつめる一匹一匹か゛ことほどさように大切な存在なのた゛としげしげとながめてしまいます。
けれども、そのポリネーターたちが、「減少の一途」、「益々深刻」と一般社団法人 日本養蜂協は警鐘を鳴らします。ポリネーター利用実態等調査報告書 (平成26年3月)にいわく、「近年、地球規模の問題として、生物多様性の急激な減少への対応が求められているが、花粉媒介を行う訪花昆虫(ポリネーター)も減少の一途をたどっている。昨今では施設栽培のイチゴなどはもちろん、路地栽培の野菜や果樹においても、人工的に管理されたミツバチのようなポリネーターへ依存しなければ立ちゆかない状況が、益々深刻となっている。」と。
訪花昆虫(ポリネーター)と農業の関係、実態、減少の原因をあきらかにして、対策を強くうなか゛しているこの報告書、なかなかのよみものでした。
モンキーアゲハいわく、
「みんなによんでもらってくれ」と。