宮津エコツアー · 世屋の雪とかけて橋立の牡蠣ととく!

世屋の雪とかけて橋立の牡蠣ととく!

雪とけて、公園いっぱいの子どもかな(^.^) 世屋野蕪村。

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雪とけて公園いっぱいのお年寄り!  同上

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あれ、Kさん、今日は?

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D大と与謝野町が連携して、環境と暮らしの体感を通して認識を深めもらおうという趣向!

若者とはいえ長靴と軍手姿、およそ公園にはにつかわしくない一団を率いていらっしゃる意味がわかりました‥
具体的には?
蠣殻の除去!

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たしかに、阿蘇海に「牡蠣の橋立」が。
つまりこういうことのようです。

世屋の雪とかけて橋立の牡蠣ととく、その心は、無くては困るが多すぎても困る!

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牡蠣は海水濾過器!水を吸い込み、餌を漉しとりそして吐き出す!その海水の量は1時間で10~20L。しかも24時間操業。1個のカキが濾過する海水の量は1日で一般家庭の浴槽のほぼ1杯分に相当する。

また、牡蠣は着生したら、後は全く動かない!動物だから筋肉があるだろうと思いますが、内臓だけ、昔の足の退化した火星人状態なんだそうです。ぷるんぷるんとかぷよぷよとしか表現しようがない牡蠣の身は鍋にフライに混ぜご飯に生食にピロリ菌の出す毒素を除去する成分を持つええとこだらけの健康食品!

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しかし、卵や生まれたカキの幼生は食べられることがあっても、 石や他の貝殻などに付着したらそれをはぎ取って食べるものはまず無い!成長したカキ殻の上にさらにカキの幼生が付着して成長するといったことが繰り返されるのです。そうしてできたカキ殻の岩礁を「牡蠣塚」とか「牡蠣礁」というそうです。

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作業場所は、小さな川の排水溝付近。蠣殻殻が溜まり水の排出を妨げていて、温かくなると腐敗するのだそうです。

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若い力を合わせて除去されていく牡蠣殻。この殻の成分は、炭酸カルシューム。大半は「産業廃棄物」として処理されるけれど、一部は橋立ワイナリーのブドウ栽培の土壌改良に活用、橋立ワインの生産に一役かいます。

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