緑の法衣をまとったおじぞう様
(↑ 野間 延命寺 1/8)
さて、コケって、日陰で日が当たらない湿っぽい陰気な弱々しいイメージを代表するようです、精子が泳いで卵細胞へ達して受精卵をつくるコケは繁殖するのに水が必要で、光合成に必要な光が弱くても、栄養をつくる事が出来るから、こういう環境に、いわば好き好んで生育しているのです。
明るくからっとした環境でぐんぐん伸びる、その対極におくのは人間の都合です。
愛らしさを醸し出すのはコケ、とはいうものの年に一度洗ってあげるのは子どもたちの仕事だったことを思えば、苔地蔵さまを愛でるのも複雑な気分にはなります。
このコケ地蔵様のいらっしゃる野間の延命寺には、苔の作るもう一つの景観、コケ椎!