宮津エコツアー · 文化や人が「行ったり来たり」~ワッカサの海~

文化や人が「行ったり来たり」~ワッカサの海~

この海の名は、ワカサ。

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漢字では「若狭」と標記します。そこで、考え込みます。はて、若くて狭い、とは?

ある人は、そらそうだ、もともとは、「わ・かさ」なのだ、「かさ」に意味がある、たとえば、むかしあった「かさ郡」(加佐郡)とか「カサ松」(傘松公園)という地名と同じ語源だとおっしゃいます。

062ワカサわん
なるほど、漢字を当てるときににたとえば、「倭重」などとしておいてくれればよかったのにと、おもいながら、で、そうならどういう意味かというなにかモヤモヤ感をもっておりましたが、、それは、朝鮮語でと、説明してくださっているのが、鬼塚史朗さん。
こうおっしゃいます。
「若狭の地名は朝鮮語のワッカサ(行ったり来たり)にあるといわれている」と。
※歴史と伝説の里・丹後 あまのはしだて出版
なるほど、大陸との交流の窓口の海なので、さもありなん、とは思いましたが、念のためネットで調べてみました。
korea_study_japaneseさんが、2008/5/26に「韓国語で韓国と日本を行き来するとの「行き来する」とは 何といいますか?教えて下さい!」という質問。
それに対する回答。『「行ったり来たり」の意味なら왕래하다(ワンレハダ)と言います。往来するという意味です。』왕래하다(ワンレハダ)、、、それが『ワカサ』、、、鬼塚さんこれはちょっと無理筋だなあ、といいかけたところ、回答2例め。
tsuyokityさん2008/5/26『「行ったり来たり」の意味なら왔다갔다(ワッタカッタ)でも良いと思うのですが…..どうでしょう?^^』と。
왔다갔다(ワッタカッタ)がワカサ、、、うむふむふむ、、「ワカッタ」で、「ワカサ」、、ふむふむ。ワとカサを分けないで一体として理解するわけです。
「若狭の地名は朝鮮語のワッカサ」説。俄然、息を吹き返しましたよ。

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(上 1/24 世屋高原松尾たんぼから  )

大陸と日本との間にある海や島の名を巡っては、民族主義を振りかざしてどちらの国の言葉だから、というきらいがあるようですが、豊かな歴史の発展をともに目指す立場を崩さないことが大切なのだと思ったことです。

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