そのものじゃないですか、
ミツマタ。
どうして味というか風情というかがない名がまかりとおってきたのでしょうか!
漢名。黄瑞香、きずいこう。春を告げる薫り高い黄色の花、
昔、もっといい名前をもっていたのです。
◇春されば まず「さきくさ・三枝」の 幸くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹
(『万葉集』10巻-1895)元気でいればまた会える心配するなという気持ちを歌った柿本人麻呂さんの歌
その「さきくあれば」を導いているさきくさ・三枝、今のミツマタがそれとされています。
こっちのほうをご本人もお好みなのではないですか。そんなことを思っていると
「いやね、、、はっきりした特徴があるし生活に密着していたから、私はこれでいいとおもってるよ。」
(↑ 3/3 下世屋にて)
三つ叉がとくに注目されたのは、明治になって。あるもののために大量に和紙が必要になったことによるといいいます。それは紙幣。紙質も、精巧な印刷が出来る必要がある、紙質も手漉きでは間に合わない、機械漉きできる特質をもっているものということで登用されたという経過を持っています。
※ この項 新木偏百樹+創業103周年 中川木材産業株式会社wood100.net/newmoku85.html 参考
お商売柄ここの木に関するブログははいいですよ。