宮津エコツアー · 第11回エコツーリズム大賞表彰式

第11回エコツーリズム大賞表彰式

第11回エコツーリズム大賞、「大賞・富士山登山学校ごうりき」の代表者近藤さん、主催の環境省事務次官関荘一郎氏はじめ入選者の皆さんとの記念写真。

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この授賞式にさきだって、取り組み紹介4分、映像付きでと、指示されるなどなんとも注文の多い授賞式だとおもいましたが、10団体の皆さんそういう準備を念入りにされていらっしゃって、その歩き方、絵の描き方が一つ一つ勉強になりました。
さて、私たちの会にいただいた4分の紹介と写真。

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このようなご評価いただきありがとうございました。
宮津市には6年前に観光地天橋立を擁するものの衰退の進むおおくの中山間地をもつ宮津を海山里町ワンパックで振興をはかろう、という仕組み作りでエコツーリズム大賞優秀賞をいただいた宮津市エコツーリズム推進協議会があります。

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私どももこの会に育てられ、現在では宮津世屋エコツーリズガイドの会として「世屋」という里山を中心に活動しています。

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このエリアは、ア日本の里100(朝日新聞) イ丹後天橋立大江山国定公園ウ里地里山30(読売新聞) エ京都府景観資産 オ重要里地里山500環境省 はじめ幾つもの指定がかけられて名刺の肩書きとしては充分。

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しかし、目の前に広がっているのは等高線そのものの棚田 獣害にさらされて、放棄田がススキに埋もれている、裏返せば、近代化に取り残された超限界集落なのです。
そういう状況の中でのエコツーリズムの指針になったのは、エコツーリズム憲章でいう「人間の里」がここにある、、その言葉でした。

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選評に地域を「里山文化ゾーン」ととらえ、という言葉をいただいておりますが 人間の里という言葉を読み込んでいくと、植物民芸民俗食の知恵、人間の歩みがぎゅっと濃縮され詰まっている空間だというところにいきつくんです。

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そういう見方をすると、扉が開いたような気がしました。
例を挙げますと、里山の誕生は原生林を開いて、稲作を始めた万葉時代 にはじまるそうです。

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セリにしろコナギにしろやぶカンゾウ、カワラナデシコ、、春になると蘇る命に霊力を感じた万葉の人たちはそれを歌に読み込んだ
いまいうところの畦の雑草、水田の雑草、繁茂力があるが故に農薬で駆除される絶え滅んでいく草、じつはそれは万葉植物なんです。
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その万葉植物を活け花にしていらっしゃる華道家がいらっしゃると聞きました。それなら、、とお願いして開催したのが、春を楽しむ会、、、、

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私たちにはウオークで生態系のことや、希少種もお見せする、それはできても、専門的な豊かな価値付けはできません、そこは専門家にお願いして、そういう形でタイアップする、自然の命から、人間か゛元気をもらう、こういうことも、里山を文化ゾーンととらえるとみえてきます。

3月5日は啓蟄、命が動き出しました。

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が、里山をステージにする命の活動は一年中。そういう意味ではいつなにがどこにどのように、、、きめ細かく把握し、それを発信すること、それも当然のこと。

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現在、ホームページブログについては、3200回の投稿を重ねています。村を出た方もいつも見ていると声をかけてくださることもあります。
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この受賞に元気をいただいて初心に立ち返って、利用していただく皆さんを里山色に染めることを目標に、これからも取り組んでいきたいと思います。

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ありがとうございました。

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また、研究者の講演やアドバイザー派遣事業で現場を見てこられた講師の方の報告会も合わせて設けられていて、国としてエコツーリズムを更に根付かせ発展させるという意欲も強く感じられました。

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海の京都から江戸へ、見えないですが、背負えないほど大きな土産をもらってきた「旅」てした。

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