300万人に手が届くまでに観光客が増えた!と市長氏。
それを私たちは道路開通効果が出ている、と理解し喜びます。
北陸新幹線開通によって、北陸の温泉客2割増、兼六園にいたっては、6割増とか。
それでも、
「いや喜んではいけない、便利になると逆に寂れる事例が多い。必ずしも観光効果が長続きし振興につながるとはいえない、」と安島先生!
便利も過ぎると弊害が生じる、なんでっておもいますよ。
上の図の右側の赤字の温泉地、共通するのは新幹線と高速道路にめぐまれていることなんだそうです。
ちょっとちょっともっと話してくださいよ。どうしたらいいんですか、、、というのが、講演会のテーマ。
「そもそも、観光地って勝負はそこの価値、魅力できまります、、、」
ははーぁ 記号、、、差異化された記号が観光地の価値、、なんですか、、、。
また、 宮津の悩みを事前に聞き取っておられた先生。
「これらって、じつは本質的なもんだいではないんです」
といいますと?
価値を創造していくこと、そのための悩みじゃないじゃないですか。
問題は、そこがあるかどうかなんですよ。
すっきりよくわかるなかなかの処方箋て゛す。
ところで、北海道大学の西山先生が紹介されていらっしゃった太宰府の市民遺産運動をかさねてみました。
それは、地域みんなが観光地という考えかたです。
谷間の奥のちいさくてしられていないエリアにも、人が生きていて、過去から未来へ渡したい「遺産」のようなものがつたわっています。その価値を市民みんなが認識し、尊重し、それらをすべて生かして観光地を作ろうという運動つくりです。
この運動、安島先生の処方箋の実践例だとおもいました。
橋立周辺も宮津 寺町付近も宮津、由良も栗田も宮津、日置も世屋も宮津、波見も、養老、日が谷もみんな宮津、相互に「市民遺産運動」のような視点か゛共有できれば、それぞれの「宮津」か゛その力を溜めて勢いよく吹き出す、あたらしい観光地ができるんだろう、とわたしなりにまとめながら、帰途につきました。